国語教育を学ぶ | アタック25~足立ノブログ~

国語教育を学ぶ

今、吹田市では

英語教育に力を入れよう

ということで

千里みらい夢学園(小中一貫モデル校)を

はじめとして




今年から

千里新田、豊津第一、山手で

文科省へ特例申請を行い

小学校1年生からの

英語学習を行っています。



これから

それを全校に広げる目標とのことです。




私自身は

英語教育を

しゃべることにシフトさせることは

賛成ですので




この施策に

絶対反対というわけではないのですが

(コマ数を英語に取られて現場は大変かと思いますが)



文科省が

実施計画で明確にしたように




その分

国語教育と道徳教育、歴史教育という

日本人としての

アイデンティティを

学ぶ姿勢を

今まで以上に大事にすべきと考えているのです。

(コマ数を取れないのでどうすべきかと思いますが)




話す内容と話す能力

2つを兼ね備えて

初めて意味があると

思っているのです。




その流れで

7月16日に

南小学校にお邪魔して

国語教育を

視察させていただきました。





見せていただいた授業は

「ディベート」の時間



2つ見せていただいたのですが



ひとつめは

「消費税は必要か」

というテーマ。






子供達が

税について調べごとをしてきて

そのことを中心に

議論をするという内容でした。



警察や消防など

防災など

税の使い道について話す子や




消費税でどれだけ収入があるかという

財政的な観点を話す子



消費税の逆進性から

平等でないという子



独身だと税金を払うだけ損だという子



など様々な意見がでておりましたが




その過程で

「考える」というプロセスが

しっかりあるということが

素晴らしいと思います。




私もインターン生を受け入れた際に

「考える力」

しっかりつけていただくようにしておりますが




教育課程において

しっかりと「考える」、

そのために様々なことを「学ぶ」

という機会を与えておられるのは

素晴らしい取り組みだと思います。




少し

難易度が高かそうでしたが

しっかりと食らいつこうとしている

児童の姿勢が印象的でした。




議論の途中で

某県議の名前が出てきたのには

まいりましたが。



そこでも子供たちは

絶対に税金は無駄に使ってほしくない

言っていました。



まったくその通り。

そのために私は仕事をしているのです。




次のクラスは

「決まりを守れない子に注意をしてあげるべきか」

というテーマでした。




こちらは

テーマが身近な分

先ほどのクラスよりも

発言がしやすそうでした。




それぞれが

発言の中で

クラスとしてどう見られるか、や

友達の成長のためにはどうすべきか

といった観点からの

発言が多く




この年から

組織論について教えても

十分理解するのではと

感じました。



また特徴的だったのは

発言したくても

他者に譲ってなるべくたくさんの意見を

聞こうとしている姿です。



人の話をしっかり聞く。




その姿勢を

改めて子供から学びました。




他にも

小学校1年生の

音楽の授業を

見せていた頂きました。




小1の壁というものが

存在すると言われている中で




今回見せていただいた授業は

音楽で歌って踊るというものだったので

そのことについては

「特に目立って」

ということはありませんでしたが、




先生が働いておられる実態を

見たり聞いたりする中で




どうすれば

よりよい教育ができるのか

いい方法を見つけ出したい。



もっともっと

現場の先生の声を

聞かせていただきたいなと

とてもとても思います。