米国視察 その7 | アタック25~足立ノブログ~

米国視察 その7

5日目

ワシントン最終日です。


朝はKey Elementary school(キー小学校)
に視察に行ってきました。




アタック25~足立ノブログ~

今回は
日本で薄れつつある
国民意識
いかに育てているかを中心に
ヒアリングしてきました。



アメリカでは
歴史・社会については
幼稚園から教育を始めるとのことです。




歴史といっても
日本の教育のように
何年に何が起こったとかではなく




偉人についての
人間性や行ったことの影響力
素晴らしさなどを教えるそうです。
私が所属している
寺子屋モデルの
偉人教育
と通じるものを感じたとともに
やはり偉人教育は必要であるのだと
あらためて実感しました。



また祝日の意味
国家形成過程の歴史、独立について
国旗の意味、大統領のリーシップなども
幼稚園で教えるそうです。



小学校では
より詳しい歴史や
政治家だけでなく様々な偉人のこと
年配者を敬うことや
学校と地域社会の関係性
地域社会における自分の在り方
国に対する貢献(納税など)や助け合い(福祉)
などを教えることで



アメリカ人としてのアイデンティティや
国と個人との結びつき
税を払う必要性を身につけさせています。



また基礎学力については
卒業時に統一試験を行い
能力を身に付けているか否かの
チェックを行うそうです。



この卒業時の
修学確認試験は
日本でも取り入れるべきではないかと
考えます。



家庭教師時代に
よく思ったのが
「学校では何を教えているんだ」
ということです。



中学生であっても
小学校の段階で
学力が止まっていた子を
何人も見て
公教育の無責任さに
憤りを感じたことを
今回お話を聞いていて
思い出しました。




平等や個性などの
耳触りの良い言葉で
大事なものを見失い
未来への不安を作り上げた教育に
感情がこみ上げてきました。



アメリカの教育が
万能であるとは
思いませんが
教育に何が必要であるか。
社会に出るにあたって
何が必要で公教育では
どのような能力を最低限
身に付けさせるべきか。




固定観念に縛られない
新しい目線で
教育を考え直さなければ
厳しい国際社会を
日本人が、ではなく日本が生き残れません。