わだつみのこえをきいて | アタック25~足立ノブログ~

わだつみのこえをきいて

戦争に至ったとき

先人達はどのような想いだったのか

しっかりと知るために



『きけわだつみのこえ』

読んでいて

すこし気になる記述があったので

残しておきます。。



軍隊内における

教育についてが書かれている手紙で


幹部候補生採用試験における

素養試験で

「軍紀とは何ぞや」

という問題に対して

自分の頭で考えて書いて

ほぼ零点をもらってしまい



実際は

砲兵操典の綱領第四を

一字一句そのまま書く必要があった

ということを

書いておられるのですが



そのくだりのなかの一文です。




「私物操典(自分の頭で考えたこと)の介入を許されないことは、

 従来の考え方本位の教育と

 はなはだ懸隔があるのであるが~」




この一文から

戦前には考え方本位の教育がなされていたことが

推察されます。



今の日本の教育はどうでしょうか?

子ども達は考える教育がなされているのでしょうか。




私が言いたいのは



よく戦前の国民は

軍国主義により洗脳されていた




と言われるのですが

当時は

考え方本位の教育がなされていて




きけわだつみの声を

読んでいると

今の日本よりはるかに

高度な教育がなされていたんだろうと

強く思います。




戦争に対する疑問や

自由主義について

国家について

様々な言葉が残っており

先人から教えを受けているような

気がしてきます。




今私は、

過去の日本と

今の日本を比べようとしています。



過去の日本人は何が優れていて

今の日本人は何が優れているのか。

私たちは何を失って(失わされて)

何を取り戻すべきなのか。





当時の日本は

連合国が

こてんぱんにやっつけないといけないほど

脅威を持たれていた

その所以は

なんだったのか。




考えることがたくさんあります。





平和を守ることは

簡単なことではないのです。