佐久奈度神社 より
京都府伏見区にある醍醐寺。
醍醐寺は、密教の理源大師によって874年に開創され、その後、醍醐、朱雀、村上の三帝の深い帰依によって次々に堂塔が建立され、951年には五重塔が完成し、山上山下に広がる大伽藍になったそうです。
入場券(1500円)売場の横を入って、すぐ前にある三宝院の大玄関(勅使の間)。
三宝院の建物内に入るには、別途拝観料(500円)が必要です。
唐門は、三宝院を囲うの外壁の一部としてあります。
西大門(仁王門)
清瀧宮。左は拝殿、右が本殿。祀られているのは准胝観音と如意輪観音。
本堂(金堂)は、豊臣秀吉の命によって紀州の湯浅から移築されたものだそうです。
金堂の内陣に祀られているのは薬師如来。
五重塔は、醍醐天皇の冥福を祈るために朱雀天皇が起工し、村上天皇の時に完成した、京都府で一番古い木造建造物だそうです。
右の御朱印は、観音堂で書いていただいたのですが「根本准胝尊」と書かれています。醍醐寺の実質的な本尊は、薬師如来ではなく准胝尊ですね。
不動堂
祖師堂に祀られているのは、醍醐寺を創建した理源大師と真言密教の祖・弘法大師。
日月門
観音堂
観音堂から弁天池
弁天池と観音堂。観音堂の上にある如意宝珠。
弁天池と弁天堂
弁天堂からさらに上へと笠取山を登って行けば、山頂付近にお堂がいくつもあり、その山頂一帯を「上醍醐」といいますが、そのつもりで来ているなら、片道1時間ほどで、そこまで行くことができます。お母さんの足では無理なので、今回は山裾にある「下醍醐」のみの参拝です。
天皇家の崇敬をうけた醍醐寺には、国宝や重要文化財がテンコ盛りあり、それらは近代的な建築物である霊宝館の中に展示されています。写真撮影禁止なのでそれらの文物を撮ることはできませんが、凄いモノがいくつも展示されていました。文化財保護の基金箱に少しく入れたら木製のしおりを2枚くださいました。
なお、上醍醐にある准胝堂は、西国三十三所の第十一番札所ですが、下醍醐の観音堂に准胝観音を祀っているので、観音堂で御朱印を書いてもらったさい、ピンク色の散華をくださいました。
下記リンクに、醍醐寺のことが書かれています。
『地球維新 天声会議 宇宙の黙示録』 監修・中今悠天 (明窓出版) 《後編》
【楠木正成と文観から見えるもの】
醍醐寺を後にして、鞍馬寺へ向かいました。
2023年のウエサク祭(満月祭)は5月5日だからです。
しかし、今のお母さんの足では、登山電車の山麓駅まで歩くのも無理でした。
なので、今年は、鞍馬寺の入口まで来て、
終了です。
以上