諭鶴羽神社 より

 

「阿波國一宮天石門別八倉比売神社」は、徳島市内にある15番札所・国分寺の西隣にあったのですが、前半のお遍路の途中で行きそこなっていたので、後半の今回、最初に行ってみました。

ところが行ってビックリ、阿波國一宮に、社務所はなく、見捨てられた神社のような状態になっていました。

木の鳥居から本殿まで続く狭い階段は、ご近所の方によってでしょうかキチンと掃き清められていましたが、神職がいない状態では、勿論、神霊はいないでしょう。

このようになってしまった理由がわかったように思います。

道路沿いにあった白い石の大きな鳥居付近は立派な石畳で施工されていましたが、そこから神社本殿がある小高い山の麓にある木の鳥居の間の参道が、阿波史跡公園に向かう舗装道路によって斜めに横断され、切れているのです。

参道(産道)が切れているのですから、お宮(子宮)からは何も生まれようがありません。

どこだったか思い出せないのですが、以前、神社の参道を横切って道を作ってしまったために、完全に寂れてしまった温泉街を見たことを思い出していました。

徳島県は愚かなことをやったものです。“自業自得”というより、“自業自徳島県”というところでしょうか。「徳島県」を改め「不徳島県」とすべきでしょう。呆れたものです。

 

 

次の  へ