お母さんは、2018年11月14日から21日までの8日間、
スペインのバルセロナから地中海沿岸の南フランスの村々を巡る旅
に行ってきました。
 
今回の旅は、阪急交通社が企画したツアーでの旅です。
本当は、北欧に行くつもりだったのですが、この時期、北欧は日が短すぎることに気付き、急遽、催行1か月前の南フランスを巡る旅に変更し、チャンセル待ちの申込みでしたが、行けることになりました。
 
貢一は、2012年に一人で1週間スペインをブラブラしていたのでバルセロナにも行っていますが、南フランスは初めてです。お母さんは全部初めてですから、この旅にしました。
 
今回のこの旅、前半は、想定外のことがいくつもあって、「一体全体、どうなっちゃうのこの旅」 状態でしたが、後半は天候にも恵まれ、「やっぱり、来て良かった」と思える旅になりました。
 
☆★☆★☆ では、旅を始めます ☆★☆★☆
 
飛行機は深夜発の便なので、午後4時頃家を出て、甲府から高速バスで新宿へ向かいます。
海外に行く場合、高速バスは遅延する可能性が高いので、使うべきではありませんが、遅延を想定して2時間早めのバスに乗ったので、1時間の延着も問題なしです。
 
【新宿・品川経由】
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新宿バスターミナルからのイルミネーションを眺めてから、品川駅に行き、京急線のホームで羽田空港行き電車を待ちます。
 
【羽田空港】
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羽田空港の天井は、プロジェクションマッピングでが映し出されていて綺麗でした。
今回の旅は、羽田から出発しスペインのバルセロナに行き、帰りはイタリアのミラノから成田に帰ってくるという、ちょっと変則的な経路です。飛行機は往復ともカタール航空で、ドーハ乗換えです。
2年前 パリ に行った時も、同じ時間に出発するドーハ行きのカタール航空でした。
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この日の為替は1€=130円でしたが、空港の交換レートは1€=132.82円でした。2年前は1€=115円でしたから1割以上円安です。旅行者にとってはいいことではありません。300ユーロ程手持ちがあったので、この旅で追加で両替する必要はなかったのですが、念のため5万円を両替しておきました。
阪急交通社のカウンターで、添乗員の原田さんから、Eチケットと観光で使う無線イアホン(これは優れもの!)を受け取り、チェックインカウンターに向かいます。ここで、お母さんは自分の車椅子を預け、空港の車椅子に乗り換えます。
搭乗口の待合席では、ダイキンを退職して夫婦でパリへ行くという方と話をしていました。多文化主義のカナダに勤務していたということで、音声を自動で翻訳するマウス程の小さな機器を持っており、それを見せてくれました。10か国語くらいに対応しているそうです。そんな優れものの機器が、今は、僅か3万円程で買えるそうです。このような進化した機器があるのですから、東京オリンピックの時、この音声自動翻訳器は爆発的に売れることでしょう。
 
滑走路へ向かう飛行機の中から空港の建物を見ると、
 
Haneda ではなく Tokyo  Internationaru Airport と書かれていました。
 
飛行機は、日付の変わる24:00ころ羽田空港を飛び立ちました。
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飛び立った飛行機は、東京湾の上を飛行し、三浦半島の先をかすめ、カタールのドーハを目指し、西へ向かって飛び続けます。巡航高度に達すると、ご飯が出てきます。深夜1時過ぎのご飯を食べる終わると、機内の照明は落ちますが、貢一はライトをつけて、『カルメン』 (岩波文庫) を読んでいました。
この時の座席は、エコノミーの最前列席だったので、足を延ばせて実に快適でした。
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目覚めると、カタールの首都ドーハに近づいていました。羽田を飛び立って12時間ほど経っていますから朝食です。日本時間ではお昼の12時頃ですが、6時間の時差があるので、現地では朝6時頃で日の出の時間です。
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着陸時間調整のために、飛行機は変な航路を描いて空港に向かってゆきました。
右端の写真は、垂直翌に取り付けられているカメラからの、着陸直前の実際映像です。
 
【ドーハ空港】
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飛行機を降りて、バスに乗り、空港のターミナルへ向かいます。
ターミル内では電動カートで移動します。
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ここで、車椅子旅をしている若い日本人夫婦に出会いました。東大病院に勤務している久米さん夫妻でした。奥様が脳梗塞で車椅子になってしまったのだそうです。日頃、不休の勤務なので、まとまった休暇をとってバルセロナの友人の所へ旅に行くと言っていました。
今回は、降りる時も乗る時も、ターミナル接続ではなかったので、飛行機のま近かまでバスに乗って行きます。なので健常者の旅行者では撮れない、いろんな写真を撮ってみました。
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乗り継ぎ便に乗る時は、車椅子に乗ったまま、貨物を積み込む時のリフトでコンテナごと上がって機内に入りました。このような体験は、お母さんも初めてです。
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ドーハからバルセロナまで8時間ほど飛びます。
早速、朝ご飯が出てきました。
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バルセロナに近くなると、ピザパンのような軽食が出てきました。
黄色い服のおニイちゃんは、バルセロナの空港で、お母さんを車椅子で運んでくれた係のおニイちゃんです。
 
【バルセロナ空港】
日本とバルセロナの時差は8時間。現地時間で14:30頃着いたことになります。
しかし、荷物が出てくるのが遅く、ツアーの皆さんがバスに乗り込んむまで、1時間半近くかかりました。
日本の空港は、成田でも羽田でもすぐに出てきますが、バルセロナは、いつも遅い」 と添乗員さんが言っていました。観光客の多い都市なのに、このような空港サービスの悪さはウルトラ感心できません。