墨や@大阪 座裏の路地裏、予約困難店の名物は「泳ぎ烏賊」 | 日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

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座裏の路地裏、予約困難店の寿司店へ。

大阪のなんばにあった新歌舞伎座の裏側を、通称「座裏」と呼ぶそうだ。大阪が誇るディープスポットとして有名だが、ここに超予約困難店の寿司店がある。名前は『墨や』、ディープなエリアにふさわしいカウンター6席の小さいな寿司店でございます。看板さえもないかと思ったら、電球にひっそりと書いてありました。笑 ちなみに、お店のBGMは隣のスナックから流れてくるカラオケの音だ。笑

名物は泳ぎイカ!



廊下にある水槽を泳いでいた烏賊が墨やの名物。さっきまで生きていた烏賊を、目の前で捌くお造りでございます。その新鮮さは向こう側が透ける肌も伝えてくれます。季節によって烏賊の種類は変わるが、この日は京都産のヤリイカが登場。ちなみに、最近は不漁で烏賊を提供できない日もあるんだとか。地球環境の変化の深刻さや食材の貴重さを感じずにはいられません。墨やの名物を永らく食べ続けられることを祈るばかりです。



ねっとりした食感の先に烏賊の甘味が感じられますが、さらにこれを引き出すための機能するのが真っ黒の塩。そう、烏賊墨の塩でございます。残った部分は天婦羅か焼きにして最後まで無駄なく食べ尽くします。尊い命を少しも無駄にしてはいけません!



ちなみに、つまみにも烏賊のゲソの醤油漬けが登場し、濃厚な味わいが日本酒へと誘います。



この真っ黒のシャリは、、、?

塩だけでなくシャリもまた真っ黒、もちろんこれも烏賊墨の仕事です。見た目には濃厚な味わいを想像しますが、すっきりしていて軽く余韻にひく程度。しっかりとネタを主役に押し上げます。



様々なネタをこれと合わせますが、やっぱり一番のネタは烏賊。細かく包丁を入れた烏賊は、ねっとりと口の中で旨味を溶かしていきます。烏賊墨のシャリとの相性は疑うべくもありません。

え、安すぎません?

最後のサプライズは、たったの6000円というお会計!!これでもだいぶ値上げをしたというのだからダブルで驚きです。



烏賊を無駄なく使いこなし、マグロもインド鮪を使ってみたり、鰤には生姜とおろしで味わいを追加したり、鰆の漬けには葱と生姜で風味を足してみたり。


1つ1つの工夫がきっと最強のコスパを実現できた由縁だろう。そりゃ、予約困難なわけだ。ご馳走様です。



その他のラインナップはこちら。

「白子ととこぶし」
「鯛」
「細魚」
「小肌」



「北寄貝」
「北寄貝ヒモ」
「車海老」
「穴子手巻き」



「雲丹」
「鯖の棒寿司」
「穴子」
「椀」