本館がないのに別館!?
日本橋にある老舗レストランの『紅花別館』。創業は戦前の1937年のこと、最初はジャズ喫茶として歴史をスタート。その後、レストランの経営に乗り出し支店を作るなどビジネスを拡大したそうです。本館は閉店しておりますが、この支店の名残が”別館”として残っているようです。別館の一階は鉄板焼き、二階は洋食店になっております。紅花が誇る”名物”を食べたいなら階段をお上がりください。
名物はスリランカ風のココットカレー!
一番人気のココットカレーは壺のような陶器で登場。蓋を開ければ辛さを確信できる香りが飛び出してきます。
粘度の全くないスープカレーのようなテクスチャーで、大きなチキンと野菜がゴロゴロとカレーの中を泳いでおります。チキンの旨味を土台にして30種類も配合したというスパイスがバッチリと効いております。
ちなみに、名物はスリランカ人のスタッフが賄いで作ったのがきっかけだったんだとか。名前も知らぬスリランカの青年よ、ありがとう!
洋食メニューも充実!
洋食の代表選手であるハンバーグを注文。流行りの肉汁系のハンバーグではなく、滑らかで口当たりのいい食感。粗挽きではない懐かしいシルエットにかえって新しく感じます。たっぷりの肉の旨味もしっかりと担保されております。
さらりとしつつも酸味のあるデミグラスと後追いしてくるクリームのソースとの相性もバッチリ。その他のメニューへの期待感が高まるハンバーグでございました。ご馳走様です。