２０１７年の４月にオープンした『中華蕎麦 時雨』。ご主人がミトミえもんが大好きな荏原中延にある行列店の「中華そば 多賀野」のご出身とのことで、宿題店としてリストアップしておりました。もともと日本蕎麦屋さんの跡地だったということもあってか、外観は純和風な雰囲気で迎えてくれます。特に扉の横にある柳の木が印象的です。
メニューは大きく４つ。中華蕎麦、塩蕎麦、ホロホロ南蛮の雉つけ蕎麦、青唐辛子の雉つけ蕎麦。どれも魅力的なメニューだが、ここは屋号でもある中華蕎麦をいただきます。
スープは角のとれたまろやかな醤油スープ。ホロホロ鳥や比内地鶏をベースに、魚介や乾物を加えた出汁スープなんだそうです。どちらかが主張するという感じではなく、鶏と魚介がしっかりバランスをとったような印象。深みというかコクは鶏油が手伝っております。具材は２種類のチャーシューが面白い。薄切りの豚バラは単純に脂を堪能でき、鶏チャーシューは八幡巻きの形で提供されます。味のアクセントもさることながら、品の良さも加えている印象です。九条ネギもまた同様。
そして、最も好みだったのは麺。食感はパーフェクトといってよく、麺との一体感も申し分がない。さらには、小麦の風味を余韻で残すというおまけ付き。こいつははっきりいって好みです。ご馳走様でした！
