煮干しのラーメンの隆盛に貢献してきた人気ラーメン店『中華そば伊藤』へ。最寄りの王子駅からでも十数分の場所にございます。あれ？まさかの休業！？と思いきや、小さく書かれた営業中の札を確認。看板はないし、暖簾も外にではなく中にかけられています。商売気のなさに少々びっくりですが、それでも人気が絶えないのは実力があるということの証明です。
厨房は簾の向こうにあり店主の姿は見えない。だが、店の方向性は貼り紙達がきっちり伝えてくれます。
自家製麺を使っていること、
化学調味料を一切使用していないこと、
１１時から１６時という短い営業時間などなど。
メニューも同じくで、「そば」と「肉そば」というシンプルすぎるラインナップを伝えてくれます。
シンプルなのはラーメンも然り。肉そばを頼んだのだが、その肉とネギのみというシンプルなシルエット。肉は確かにチャーシューと呼ぶより「肉」と呼んだほうがふさわしいような厚みある塊肉になっております。麺の量にたいして少なめのスープからは、見た目にも煮干しの粉末の存在を感じます。それなのにえぐみを感じないのだが、作り手のレベルの高さというやつでしょう。この伊藤出身の店（赤羽や銀座は息子さんの店）よりもすっきりした印象です。
シンプルなのはラーメンも然り。肉そばを頼んだのだが、その肉とネギのみというシンプルなシルエット。肉は確かにチャーシューと呼ぶより「肉」と呼んだほうがふさわしいような厚みある塊肉になっております。麺の量にたいして少なめのスープからは、見た目にも煮干しの粉末の存在を感じます。それなのにえぐみを感じないのだが、作り手のレベルの高さというやつでしょう。この伊藤出身の店（赤羽や銀座は息子さんの店）よりもすっきりした印象です。
麺は歯応えのあるパツンとした食感。この麺が煮干しの旨味達をきっちり口の中まで連れてきてくれます。麺をたべているのか、スープを食べているかと混乱するほど、素晴らしい一体感が作り上げられます。このスープにこの麺こそが伊藤の遺伝子でございます！
