関東も梅雨明けしましたね。明日から、アイスショー「THE ICE」が始まりますね。トップスケーターと和太鼓のコラボ、楽しみですね。

 

備忘録となっているこの日記です。いってみましょう。

 

一昨日の水曜日。当店のお客様の入りはボツボツと。「日本の古本屋」からは、「切腹 悲愴美の世界」「火の鳥 全12巻」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

 

 

昨日の木曜日。主人と東京古書会館に行きました。東京古書組合「日本の古本屋」事業部から、「日本の古本屋」ZIZAIについての説明会がありました。大変な時代になったものだと痛感しました。ありがとうございました。神保町に来たのは久しぶりです。

 

 

 

 

 

夜は麹町の海事センタービルに行きました。北出明様(元・国際観光振興機構コンベンション誘致部長)が第7作目となる著書『命のビザ、杉原リストは語る ~日本を経由したユダヤ難民逃避行~』が近く交通新聞社より出版されることになり、出版記念会が開かれお誘いを受けたので主人と一緒に行きました。北出様はポーランドの名誉記章「ベネ・メリヌ」を授与されたとのことです。

今から30年ぐらい前、私はスイスのジュネーブの国際機関ILOに勤務する以前に、繋ぎの期間、国際観光振興会で数か月バイトをしました。その時に北出様には大変、お世話になりました。北出様は国際観光振興会のジュネーブ支局で勤務されたことがあり、その頃、ヨーロッパには疎かった私にスイスやジュネーブの貴重な情報を提供して頂きました。友人というには恐れ多い、人生の大先輩なのですが、今に至るまで交流を続けさせて頂いております。北出様は定年退職されてからは、フリーのライターとなり、ご著書をいくつも出版されておりますが、特にユダヤ難民とその逃避行をお手伝いした日本人のことについては、ライフワークになっています。80歳を迎えられたのに、今でも世界中を飛び回り、各地で講演なさる姿を見て、ただただ敬服しております。日本詩人クラブの2月の例会でアメリカの詩人ピーターさんをお連れしたのですが、もともとは北出様を通してのご依頼でした。くれぐれも、お体に留意されて、引き続きのご活躍をお祈りしております!

 

 

今日の金曜日。当店のお客様の入りはボツボツと。豚の角煮が上手なお兄さんも見えました。「日本の古本屋」からは、「ベルツの日記 全4冊」「国訳大蔵経 宗典部 第1巻」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

 

 

さて私は高山利三郎様が詩誌「TAKEO 第7号」をお送りくださったので、目を通しました。

 

 

ここでは、高山利三郎様ご自身のお作をご紹介させて頂きたいと思います。

 

「妙な一日」

 

ゴメンナサイ

と 千鳥草が咲く

もったいないような天気

絶対橋まで行くと

腰に下げた母音が揺れ

それに合わせて

ゆっくり子音もついてくる

橋はまだ先

子供の頃 泣きながら捨てた

子猫の待つ橋のたもとへ

 

タダイマー

と 宅急便がやってきて

オロオロとし

ゾロゾロと汗をかく

こんな日は決って

空から雨粒になって

舶来の種子が届けられるはず

帰りたくても

帰れない裏の畑には

サツマイモの苗が

行儀よく並んでいる

 

サヨウナラ

と スマホの汀から

清々しい音が届け寄せる

ソロソロと近づき

ズルズルと後づさり

子蟹の列

ロマンチックなメールが

次々にあふれ

スタンプが悲しい

 

ふりがな通り

カタカナ街区を

ブツブツ一人ごと

言い訳をするように

今日は詩人だと散歩する

 

 

高山利三郎様、ご恵贈ありがとうございました。

妙な一日。自分も妙な一日を過ごした気分になりました。

ふりがな通り カタカナ街区なのですね。こんな街区を 自分は詩人だと散歩するのも楽しいでしょうね。

 

ありがとうございました。ますますのご健筆とご活躍をお祈り申し上げます!