大気の状態が不安定ですね。このまま、梅雨に入るのは嫌だな。

 

備忘録となっているこの日記です。いってみましょう。

 

昨日の月曜日。私は所要があって、大塚に行きました。

午後はお店を開けました。お客様の入りはボツボツと。豚の角煮が上手なお兄さんも見えました。「日本の古本屋」からは、「All the King's Men」「兵站史」「朝日日本歴史人物辞典」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

今日の火曜日。当店のお客様の入りはボツボツと。「日本の古本屋」からは、「日本映画発達史」「コンコルド和仏辞典」「Humanisme integral」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

 

 

 

さて今号から私も同人になった詩誌「ここから 第18号」が手許に届きました。恥ずかしながら、私の作品をご紹介させていただきます。

 

「まさかの家の買取」

 

詩友のキヨコさんから

古本屋の当店 「杉野書店」に連絡が入る

 

ー義妹のサトコさんが

 突然 亡くなって

 本が沢山あるから

 一度 見てもらえないかしら?

 

優秀な学者だった サトコさん

家中 いたるところ 本だらけ

夫と浦和まで 五往復して

漸く 本を運び出した

 

ー実は 義妹は独身で

 この家は 誰も住まないの

 家も買い取って 貰えないかしら?

ビックリ仰天のお申し出

 

 ーウチが買い取れる値段は安いから

  不動産屋さんに頼んで

  売ってもらった方がいいですよ

それで この話は終わるはずだった

 

1年後 キヨコさんから連絡が入り

ー不動産屋さんに頼んだけれど

 売れないの そちらの言い値でいいから

 買ってくれないかしら?

 

*  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

その家は 五月になると

見事な薔薇が咲き誇る

サトコさんが 母親のために

植えたもの

 

今は キヨコさんも他界し

薔薇だけが

家族のヒストリーを

知っている

 

    薔薇のみぞ家族の歴史知りにけり

 

 

 

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!