宇野昌磨さんがパリ五輪代表の活躍祈願 スカイツリー2552段上るとありました。昌磨君、凄い!ダラダラ ゴロゴロしていないではありませんか!こちらも頑張らなくてはという気になりましたよ。

 

備忘録となっているこの日記です。いってみましょう。

 

 

 

昨日の土曜日。私は川中子義勝様からご案内があったので、その川中子義勝東大名誉教授のご講演「バッハにおける詩と音楽ーモテット(BMV225)を題材として」を主人と聴きに行きました。会場は東京大学YMCA寮礼拝堂。ドイツ語の素養に欠ける私には少し難しかったのですが、でも、第1曲 鍵〔意志のiの音/関係の響き fr〕第2曲 鍵〔困窮の響き e/真摯のw〕第3・4曲鍵〔どん底のoから 抜け出て澄みわたるaへ〕という話はとても興味深かったです。川中子先生、ご案内ありがとうございました!

 

 

今日の日曜日。翌日の月曜日が私の亡き母の祥月命日なので、実家に寄ってご仏前に母の好物の和菓子を供えました。いつの間にか5年が経ちました。

 

それから美容院に行って、髪の毛を染めて頂きました。その後で喫茶「風味」に寄って遅めのランチ。ハムとポテトのサンドイッチ、アイスレモンティーを頂きました。

それから,色々な雑務をこなしました。

 

 

 

さて、私は黒羽由紀子様が詩誌「白亜紀 169」をお送りくださったので、目を通しました。

 

ここでは、黒羽由紀子様ご自身のお作をご紹介させて頂きたいと思います。

 

「ダライラマ法王十四世が」

 

はるかに遠い遠い

インド ダラムサラ

そこに亡命して五十年おわします

ダライラマ法王十四世

そのご尊顔に拝謁を賜りました

お目には越えてきた

ヒマラヤ連邦が映され

おだやかで清らかな

笑みを浮かべていらっしゃいました

 

しっかり掌をにぎってくださる

思わず にぎり返すと

慈しみがこもっているのでしょうね

覆われるほどに

温かさが伝わりだす

なぜか ほんの

わずかな出来事なのに

爪先まで春風が渡ったようで

どこを触っても

なぐさめられた思いになる

 

さらに わたしの

頑なな心境までほぐれていって

長年の問いが堰を切る

〈ダライラマ法王様 寂しさの果てから

どこへどこへいったら・・・〉

すると途端に お姿は

にわかの雲に隠れでもしたかに

足音もなく霞んでいく

 

遠くにヒマラヤ連邦がそびえている

まあー あれは

我が身を変わらせた

ダライラマ法王十四世ご自身だわ

雪をいただいて陽に輝き

どこまでも神神しい うやうやしく

 

一礼をすると どこかから

読経が聴こえてくる 軽くゆれひき

はためくように

誘うように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて わたしは合掌をし

五体投地*をしていく 両肘両膝と

頭を地にひれ伏し聖なる

山ふところを目指す そして

いつの日にか ご加護を

いただき何のとらわれもなく

翡翠いろに角ぐむことを念じながら

ひとたびまたひとたびと

 

   *五体投地。全身を地に投げだして祈る仏教徒の最高の礼法。

 

 

 

黒羽由紀子様、ご恵贈ありがとうございました。

ダライラマ法王十四世に拝謁を賜ったのですね。何と素晴らしい!遠く、インドまで行った甲斐がありましたね。

でも、そのお歳でインドまで行かれる勇気に敬服です。ヒマラヤ連邦 我が身を変わらせた ダライラマ法王十四世ご自身  さぞ神神しかったでしょうね。恍惚となっている黒羽様が眼前に浮かぶようです。私まで嬉しくなってきました。

 

ますますのご健筆とご活躍を!