年賀状のお年玉くじ、切手シートが6枚当たりました。切手はよく使うので嬉しいです。

フィギュアスケートのアイスショー、PIWが始まりましたね。大トリで滑った昌磨君は、ダンオンでしたね。何かジーンと来てしまいました。

 

備忘録となっているこの日記です。いってみましょう。

 

一昨日の水曜日。当店のお客様の入りはボツボツと。黒い帽子のお兄さんも見えました。「日本の古本屋」からは、「どくとるマンボウ青春記」「第十七野戦貨物廠史」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

昨日の木曜日。当店のお客様の入りはボツボツと。政治好きなおじさん、豚の角煮が上手なお兄さんも見えました。「日本の古本屋」に登録していた「田奇詩集」が店頭で売れました。「日本の古本屋」からは、「闘病日記 上下巻揃い」「エルミタージュ 美術館展」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

今日の金曜日。当店のお客様の入りはボツボツと。豚の角煮が上手なお兄さんも見えました。「日本の古本屋」に登録していた「幸福とはなんぞや」が店頭で売れました。「日本の古本屋」からは、「小泉八雲 回想と研究」にご注文が入りました。ありがとうございます!私は本の相場を調べる仕事をしました。主人は本の発送と整理に務めました。

 

 

 

さて私はうめだけんさく様が詩誌「伏流水 Vol.93」をお送りくださったので、読みました。

 

 

 

 

 

ここでは、詩作2篇をご紹介させて頂きたいと思います。

「さまよえる地」

 

瓦礫の地から立ち上がったとき

たった一つの願いがあった

もうこんなことはしたくない

硝煙の立ち込める裸の街を

悲しみを超えた空虚な眼差しで見ていた

 

あれから七十八年も過ぎた今

繰り返される争いの中にいる

なんとむなしいことか

たった一つの願いを閉じ込めたまま

瓦礫の地を見ている

 

瓦礫の中に閉じ込められた幼い目がうつろに見える

男たちの怒号

女たちの嘆く声

約束の地だというものたちのことばが

攻撃的に聞こえるのは何故か

 

ヒロシマ・ナガサキで誓った願いは

果たされないまま

人々の心は閉ざされていくのか

もうこんなことはしたくない

さまよえるものたちの

 

「黄土色の学生服」

 

服の色も決められない時代

黄土色の服を着せられた少年が

復興の進められ始めた街の中にいる

焼けた街のどこかに

思い出したくもないネガが瞼にはりついて

何十年過ぎても変わらず

真夏の陽を浴びている

黄土色のまま

 

黄土色はキライだ

そして瀬戸物のボタンが恥ずかしかった

いわれなき屈辱や

いわれもある屈辱をもたっぷりと抱えていた

あれは戦争の色だ

今はもう街は活気にあふれ

行きかう人の服装も鮮やかになり

平和を楽しんでいるように見える

 

 

うめだけんさく様、ご恵贈ありがとうございました。

「さまよえる地」 あれから七十八年も過ぎた今 繰り返される争いの中にいる  本当にむなしいですね。

ヒロシマ・ナガサキで誓った願いを忘れないようにしなくてはいけませんね。

「黄土色の学生服」 黄土色はキライだ その痛切な声がこちらにも聞こえてきます。今はもう街は活気にあふれ 行きかう人の服装も鮮やかになり   いつまでもこういう状態が続いてほしいものですね。

 

ありがとうございました。ますますのご健筆とご活躍を祈念致します!