こんにちは、現在フィットネストレーナーとして子供を中心に幼児~大人向けに運動指導の活動しているtomonobuですウインク

 

日々の子供達へのサポートを通じてお母様とお話をしている際に子供のメンタルヘルスについて悩まれていると伺いました。私自身はメンタルヘルスの専門家ではないのですが今回は子供のメンタルヘルスについてアンデシュ・ハンセンの「メンタル脳」(2024年1月20日発行)が参考になりそうだったので紹介していきます電球キラキラ

 

 

 

メンタル脳(新潮新書)

 

 

この書籍は、著者のアンデシュ・ハンセンさん著作「ストレス脳」をティーンエージャー向けに書かれた本で子供のメンタルヘルスに関する理解を深めるのに非常に役立ちます鉛筆

 

様々な感情が生じた際に脳の中で何が起きているのか、睡眠や運動によって脳、身体にどのような作用があるのがを知ることができます。本の紹介を通じて知識を皆さんと共有し、一緒に子育てのヒントを得られることを楽しみにしています爆  笑

 

 

STEP.1感情がなぜ人間にはあるのか画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-6-5-800x534.jpg

アンデシュ・ハンセンは「メンタル脳」の中で、感情が人間にとって重要な役割を果たす理由をいくつか挙げています。感情は生存本能に直結しています。例えば、恐怖は危険を察知し回避するための警告システムですピリピリピリピリ喜びは快適な環境や安全な状況を示し、引き寄せられるように設計されています口笛このように感情は生存のためのメカニズムとして働いていますあしあとあしあと

 

感情は人間関係を築く上でも不可欠です。共感や愛情、友情などの感情は社会的な絆を強め、協力や共同生活を可能にします。社会的つながりが集団での生存率が向上します。感情は迅速な意思決定を助けることにもなります。感情的な反応は直感的であり、迅速な行動を必要とする状況で有利に働きます。これにより、複雑な情報を短時間で処理し、適切な意思決定をし、行動を取ることができますキラキラ

 

学習と記憶にも影響を与えます。感情的に強い経験は記憶に残りやすく、未来の行動に影響を与えることがあります。ポジティブな感情は特定の行動を強化し、ネガティブな感情は危険な行動を避ける助けとなります丸レッドバツブルー

 

これらの視点から、感情が単なる生理的反応ではなく、人間の進化と生存に深く関わっていることを強調しており、感情は私たちが適応し、繁栄するための重要なツールだとしています歩く

 

STEP.2感情はなにを起こすのか画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-6-7-800x533.jpg

次に感情が人間の脳と身体にどのような影響を与えるかについて述べています。感情は脳内の神経伝達物質やホルモンの分泌に直接影響を与えます。例えば、ストレスを感じると、コルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンが放出され、体が「戦うか逃げるか」の反応を示すようになりますムキー逆に、喜びや幸福感はドーパミンやセロトニンの分泌を促進し、心地よい気分をもたらします照れ

 

感情は身体的な変化も引き起こしますランニング恐怖や不安は心拍数や血圧の上昇、筋肉の緊張を引き起こしますが、リラックスや幸福感は逆に筋肉の緩和や心拍数の低下をもたらします。これらの身体的反応は、感情が身体全体にどのように影響を及ぼすかを示していますスター

 

持続的なストレスやネガティブな感情が長期的には健康に悪影響を与える可能性があります。慢性的なストレスは免疫機能を低下させ、心血管疾患やその他の健康問題を引き起こすリスクを高めます。一方、ポジティブな感情やストレス管理は、全体的な健康と幸福感を向上させる効果があります電球

 

STEP.3今後どうやって脳をサポートしていけばよいのか画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-6-8-800x533.jpg

本の中では感情について今後どのようにして脳をサポートしていくべきかについても具体的なアドバイスを提供しています鉛筆

 

ハンセンは原因に関わらず適度な運動が身体だけでなく脳に与えるポジティブな影響を強調しています。運動はストレスホルモンのレベルを低下させ、定期的な運動は、メンタルヘルスの維持と向上に不可欠です筋肉

 

具体的にはどんな種類の運動でも良く、運動すること自体が大切だそうです。引きこもっている場合、いきなり外に出ることが難しいこともあります。その場合はとにかく身体を動かすことを推奨しています。基本的には運動すること自体が大切だと書きましたが、重い不安やパニック発作にはランニングなどの心拍数を上げる運動のほうが効果があるようですランニングダッシュ

 

孤独とSNS(比較)を避け、人との触れ合いを増やす社会的なつながりは、メンタルヘルスを支える重要な要素だとも言っています。家族や友人との良好な関係を維持し、社会的な活動に積極的に参加することを推奨していますニコニコ

 

孤独とは1人でいることではありません。人それぞれ孤独を感じるのに差があるため、本人がどの程度の社会的接触を求めているかが重要です。何時間も数十人に囲まれたい人も、数人で数分会話するだけで充分の人もいるのです。

 

脳は常にグループから追い出されないように自身に問いています。私はここにいて良いのだろうか私はここで価値ある人間なのか・・・。今のSNS時代にはキラキラとしたインフルエンサー、友人の修正された一番素敵な投稿を簡単に目にします。今までも人間は比較してきましたが目の前の見渡せるグループだけでした。しかし、今は世界中と比較し、完敗することでグループから追い出されないようにしていたはずのに、追い出されたと気持ちが落ちていってしまい勘違いしてしまうのです。そのためSNSは長時間触れずに、1時間以内に留めるようアドバイスしていますスマホメール

 

STEP.4まとめ画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: writing-pad-3202747_1280-800x466.jpg

今回は、アンデシュ・ハンセンの「メンタル脳」について紹介しました鉛筆この本には他にも、遺伝子と環境とではどちらが重要で自らの意思でどうにかなるのか、幸せのレシピがあるとしたらなんなのか等、魅力的なヒントがたくさんありましたウインク本を通じて子供のメンタルヘルスをサポートするヒントになれば幸いですキラキラ

 

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