この時期になると実家の前の道端に黄色い花が咲きます。
通り過ぎる度に鮮やかな黄色の花々を「鮮やかで綺麗だな~♪」と見ていました。
先日の話ですが母が、たまたまそこの道を通りかかった私の同級生のおばあさんと会い世間話をしている中でこの花の話になったそうです。
おばあさんの話ですと、この花は特攻隊員が出撃していった基地に咲いていた事から「特攻の花」と言われていたそうです。
なぜ?そんなことを知っているのかと思ったら、旦那さんが元特攻隊員だったそうです。
同級生のおじいさんが元特攻隊員だったなんて初めて知りました。
中学校入学から部活が始まるまでの短い期間ですが、おじいさんが仕事に出るついでにワゴン車で途中まで毎年送っていただいた事があります。
おじいさんは体格のがっしりとした、少し怖そうな感じの方で車に乗る時には緊張した事を思い出します。
あまりお話をする方ではなくて、朝の挨拶と送り出してくれる時の言葉だけだったように思います。
そのおじいさんが元特攻隊員で、3回出撃して3回ともにエンジントラブルで帰還したそうです。
死を覚悟しての出撃を3回も経験するなんて、どんな気持ちだったでしょう。
特攻隊(決死隊)は生きて帰る事が許されなかったので理由がエンジントラブルとは言え基地に帰還してからも大変な思いをされた事と思います。
おじいさんはどこの基地から出撃したのかは、私もおばあさんに直接お聞きしていませんので分かりませんが、身近な人の中に元特攻隊員の方がいたなんて本当に驚きました。
おじいさんはすでに亡くなっていらっしゃるので直接お話を聞くことはできません。
でも、この黄色い花が咲く度に私はこの話を思い出すでしょう。
そして今、私たちの命は多くの命によって生かされている事に気づくことでしょう。
1日1日
生きている事に感謝
