飛鳥新社より発売中の柴田トヨさんの詩集「くじけないで」を昨日、講演会の楽屋で読み始めて今、読み終えました。
株式会社 飛鳥新社
http://www.asukashinsha.co.jp/
柴田トヨさんの事を最初に知ったのは、確か数年前にニュースか何かで見たのがきっかけだと思います。
そして、映画館で映画「くじけないで」の予告編を観て「本を読んでみたい」と思いました。
映画「くじけないで」公式サイト
http://www.kujikenaide.jp/sp/
YouTubeで「『くじけないで』特報」を見ませんか
https://www.youtube.com/watch?v=1aI-QHJGplo&feature=youtube_gdata_player
映画の予告編を観て本屋に行ったのに、何故か?本を手にもせず中を読めないまま、映画「くじけないで」の初日の初回を観に行きました。
映画の内容は、日本が今抱えている高齢化社会の問題にも少し触れながら、トヨさんの生涯を詩を織り交ぜ描いた、とても心温まるそれでいて力強い映画でした。
「この映画を若い人にこそ観てほしい」と思い無料のパンフレットを沢山いただいて持ち帰りました。
そのパンフレットの中に、トヨさんが宇都宮にお住まいだった事が書かれていました。
「どうせ本を買うのならトヨさんの暮らした宇都宮で買おう」と思いました。
そして月曜日に先生と宇都宮に行き、餃子を食べ元同僚さんとお会いして駅に向かいました。
その頃には本の事はすっかり忘れていて、次に乗る新幹線の事を考えながら改札口に向かう途中で先生が「ここに本屋さんがあるんですね♪ちょっと立ち寄ってみませんか?」と駅の柱に書かれた本屋さんの看板を見つけて言われました。
そして本屋さんに入ると、さすがトヨさんの暮らした宇都宮の本屋さんだけあって新しく発売した文庫本版の「くじけないで」が山積みになっていました。
文庫本版はお値段もお手頃でいいのですが文字が小さいので、初回版の「くじけないで」を探したら最後の1冊で、更に帯が2重という珍しい本だったので購入しました。
トヨさんの詩は私の大好きな童謡詩人の金子みすゞさんのような優しいものが多くで読んでいて心がホットします。
それでいて生きる力強さを感じます。
そんなトヨさんの詩に励まされました。
少し詩をご紹介しますね。
溶けてゆく
ポットから
注がれる
お湯はやさしい
言葉のようだ
私の心の角砂糖は
カップのなかで
気持ちよく
溶けてゆく
自分に
ぽたぽたと
蛇口から落ちる涙は
止まらない
どんなに辛く
悲しいことがあっても
いつまでも
くよくよしていては
だめ
思いっきり
蛇口をひねって
一気に涙を
流してしまうの
さあ 新しいカップで
コーヒーのみましょう
あなたに I
出来ないからって
いじけていてはダメ
私だって 九十六年間
出来なかった事は
山ほどある
父母への孝行
子供の教育
数々の習いごと
でも努力はしたのよ
精いっぱい
ねえ それが
大事じゃないかしら
さあ 立ちあがって
何かをつかむのよ
悔いを
残さないために
