熊谷守一さんの眼差し(´▽`) | アルビノ白くまのぽかぽか日和ヾ(=^▽^=)ノ

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先日、都志さんのご自宅に伺った時に都志さんが好きな画家の熊谷守一さんの事を教えていただきました。

以下の写真集を拝見して「こんな自然な写真が撮れたらな~♪」って思いました。

独楽—熊谷守一の世界
:Amazon.co.jp:本
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4418045147

この写真集の熊谷さんの自然な眼差しに心奪われました。

この写真集は写真家の藤森 武さんが昭和49年~51年までの長期にわたり画家の熊谷守一さんのご自宅などへ伺い私生活を中心に撮影記録した写真集でした。

この写真集に出てくる写真一枚一枚に優しさと力強さ心の芯のような何か一つの事を貫いてきた熊谷さんの内面までもが分かるような写真に私も人の内面を引き出せるような写真を撮影できるようになりたいと思いました。

モデルさんやアイドルさんのような撮られ慣れたプロではなく、決してかっこいいポーズを決めるわけでもなく,ただただ熊谷さんの日常が写真で記録されている写真なんですが、心を揺さぶられるのです。

それは撮影された熊谷さんの生き様、撮影した藤森さんの生き様、その二人の「一つの事を貫いて生きた」二人だからこそ写真として現れたのだと思います。

人の生き様は、どんなに綺麗にお化粧で隠しても、素敵なお洋服を着こなしてカッコよくポーズをきめても、綺麗な言葉を発しても隠せません。

生き様は見た目だけでなく、その方の姿そのものからにじみ出てくるものだから隠せないのです。

ぱっと見、良くても見ていると不自然さや違和感として見ている私たちに感覚として伝わってきます。

きっと本当のプロの写真家さんは、どんな人の写真を撮影しても、その不自然さや違和感を良い方へと上手く撮影出来る方なんだと思います。

私もいつか、その人ひとりひとりの一瞬の輝きを撮影出来るようになりたいと思いました。

熊谷守一さんの眼差しを見た時に心新たに思いました。

熊谷さんは、ご病気をなさってから30年間、ご自宅とご自宅庭から出ずに身の回りにある世界を観察して素敵な絵画や書を残していますよ。

豊島区立 熊谷守一美術館
http://kumagai-morikazu.jp/

【HOME】熊谷守一記念館
http://www.tsukechi.co.jp/

写真家 藤森 武。
昭和17年(1942年)、東京都世田谷区下馬生まれ。東京写真短期大学(現・東京工芸大学)卒。昭和37年、写真家土門拳に師事。昭和42年、凸版印刷写真部に入社。同45年からフリーランサーとなる。師の影響もあって、主に人物や生け花、古美術や仏像などをテーマに活動。全国の六十余館に及ぶ博物館の収蔵品撮影も継続中。日本写真家協会会員。土門拳記念館理事・学芸員