2人の子の母には見えない。
セーラー服の似合う少女のよう。
実際は、36歳。5歳の息子と3歳の娘の母だ。
フリーランスの料理人、田島彩央李(たじまさおり)さんに
インタビューした。
生まれも育ちも福岡。
エレベーターのない5階の団地に住んでいたため、健脚に育つ。
これが、のちに山小屋バイトで活かされる。
小学時代は、とにかくよく外で遊んでいたおてんば娘。
中学受験して附属中に進学。
中2の時に、メガネからコンタクトに変えたら、いきなりモテ始めたそうだ。人生最大のモテ期という。
高校は、往復10キロの道のりを自転車で通っていた。
同じクラスの男子に片想いを2年間したが、結局実らなかった。
高2の時に県で募集していたアメリカサマーキャンプ2weekへ行く。この体験が印象的で海外に興味を抱いた。
好きだった料理を生かすべく栄養士科のある私立西九州大学へ。
弁当屋でバイトをしながら、長い休みの度に、海外へ赴く。
目標としていた管理栄養士免許、調理師免許、家庭科教諭免許を取得。
佐賀大学大学院で、衣食住の研究を深める予定だったが、想いは常に海外へ。途中一年休学して、海外へ行く。
世界青年の船40日間の船旅に参加。
のちに、バックパッカーで放浪の旅へ。
旅の途上インドで今の夫と一瞬出逢う。
社会人生活の最初は、管理栄養士として島根刑務所で働く。
その後、東京へ。いろんなバイトを経験した、
旅の道中で友達に会いに丹波に寄ったところ、今の夫と意図せず再度巡り合わせ。お付き合いが始まる。
東京と丹波3年ほどの遠距離恋愛後、丹波で結婚。
暮らしの延長に仕事を、好きを仕事にできるよう動いている。
他の家事は後回しにして、ほぼキッチンにいる。
ケータリングや出張料理のオファーが途切れない。
キッチンを改装して、料理教室やワークショップをメインに、加工品作りなどを行いたいと思っている。
「久々に自分のことを言語化して、なんだか盛りだくさんなとっちらかった人間だなぁ、と少し愛おしくなりました」。
田島彩央李さん出演の「たんば女性STORY」は
12月19日、26日20:00~、
その週の土日10:00~、FM805で放送予定。
19日の放送で、400回を迎える。
そのことを番組で告げると、田島さん大拍手してくれた。