富山ことば磨き塾でも、ヒーローインタビューをした。
誉めながら質問する。
質問しながら誉める。
簡単そうで難しいようだ。
冬場、運転前にエンジンを温めるのように、
誉め言葉を連ねるインタビューも、いわば「暖機運転」だ。
そうしておくことが、本題に役立つ。
いくつになっても誉められて嫌な人はいない。
むしろ、誉められていい気持ちになれば、心の扉も開きやすいはずだ。
「さわやかですねー」
「シュッしてステキ」
「目が真剣ですねー」
「話していて楽しいですねー」
「もっと話していたいです」
「ステキなマスクしてますね」
心の扉が開く嬉しいことばばかり。
「すごい!」「いいですね!」「へぇー!」 「そうなんですね!」
興味津々で聴いていることがわかるリアクションが、
次の話を促す。
相手を「得意」にさせたら、しめたものだ。
条件なんかつけずに、そのまま素直に肯定したいいい。
中には、誉められることになれていない人もいるだろう。
そういう人は誉めことばをなかなか受け取ってくれない。
それでも諦めず、粘り強く、弱気にならず、ひたすら誉めよう。
昨日の論語塾で学んだ通り、「人はみな誉めるに値する」のだから。