和田裕美さんは、ファンを大事にする | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

不景気、人口減少などに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大のため、どの業種でも営業活動が難しくなっている。

従来の営業スタイルでは、なかなか売上げが伸びない。

営業のスタイルを変えるしかない。

かつて、営業のカリスマだった和田裕美さんは、

ファンベースの新しい営業スタイルを提唱する。

 

和田裕美さんは、外資系教育会社の営業職として、客の98%から契
約をもらう「ファンづくり」のスタイルで、世界142カ国中第2位の営業成績を収めた。
その後、独立し、“愛されて売れ続ける”人材を育成するコンサルタン
トとして、1300社あまり、のべ34万人以のサポートをしてきた。

 

和田さんは、営業とは、「未来のワクワクを売る仕事」「目の前の人の役に立つこと」という。

売りたいという感情を抑え、ただ純粋に相手の幸せを願う。

人の喜びが自分の喜びになることが生き甲斐になればいい。

見返りを期待せず、ただひたすら愛を伝える。

そうして、「この人でなきゃ」「この人だから」と、互いのファンになれたら最高の関係だ。

 

ことば使いにも気を配るべきだ。

「ターゲット」→「興味を持ってくださるお客さま」

「刈り取り」→「耕す」

「クロージング」→「スタート」

「契約を取る」→「お預かりする」

業界用語は上から目線の匂いがする。

相手目線で、使うことばを意識することだ。

 

営業にとって最も大切な能力は「想像力」。

ワクワクする未来は、ネガティブでは想像出来ない。

いいこと探しの脳を作る習慣をつけておくことが大事だ。

「こうなったらこうなる」と、いくつもの道をイメージして、

その中から、ハッピーになれる共感ポイントを見つけるようにする。

これって営業に限らない。人生にも通じる話だ。

想像力豊かな人がシンパ、ファンを増やしていく。