富山ことば磨き塾~はじめてのインタビュー | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

富山ことば磨き塾。

まずは、長田弘さんの質問に答えるワーク。

「人生の材料はなんだと思いますか」

●喜怒哀楽 喜40%怒5%哀15%楽40%が理想

●25%ずつの喜怒哀楽

●修業

●ご先祖さま

●今までの必然

●ことば

●人生経験のずべて

●転機の出逢い 五感の精度が上がると出逢いに敏感になる

 

「あなたにとって、あなたの知らない人にとって幸福とは?」

●自分らしくあること

●何気ない日々

●ほどよい起承転結

●好きな人といられること

●あたりまえのことが出来ること

●不安定が楽しいということがわかること

●『幸福の王子』のように、貧しくとも心美しくいられること

●互いに肯定出来ること

●支配されないこと

●知らないことを知ること

●All You Need Is Love(ビートルズ)必要なのは愛 を思い浮かべた

 

そして、塾長へのインタビュー。

意識して「インタビュー」するのは、初めての人ばかり。

最初の質問もダイジだけど、「次の質問」はもっとダイジ。

それだけ伝えて臨んでもらった。

漢字一文字が書かれたカードを引いて、それをキーワードに聴く。

「花」を引き当てた90歳。

「四つの季節で、それぞれ好きな花は?」とインタビュー。

考えて答えざるを得ない見事な質問。

自分の頭の中を整理しながら、気づきももらえる質問。

「春は梅、夏は紫陽花、秋は金木犀、冬はシクラメン」と答えた。

「恋」を引き当てた人。

「苦い恋はどんな恋?」と問われ、もう時効になっている苦い恋の思い出を饒舌に語った。甘いというより苦いというフレーズが、「本当は語りたかった」扉を開かせたのだろう。

「夏」が来れば思い出す~のは何?と問われ、高校野球中継の思い出を熱く語った。

インタビューとは、過去の扉、未知の扉を開けながら、今、そして未来を聴くものなのかもしれない。

 

(90歳との対談)