相手に、自分のことを伝えるには、どうしたらいいか。
それには、「自分がどれだけ相手のために役に立つか」「自分がどれだけ相手にサービス出来るか」を伝えたらいいと、カワテツ(川上徹也)さんは言う。
カワテツさんは、
他人のために、自分をアピールすることを「自他力」と呼ぶ。
自他力を発揮する具体的な方法。
物語の力で、伝えることを輝かせる。「ストーリーブランディング」だ。
そのためには、「志」「独自化」「エピソード」という3本の矢がいる。
志とは、共感してもらうための大義名分。
自分自身をだますようなつもりで、自分が奮い立つような「志」を見つけ掲げる。
他人にない特徴や強みを見えるように独自化する。
具体的実績やアイデアをエピソードとして語る。
キャッチコピー力も大事だ。
人の心をつかんで行動させるような一行を生み出す能力だ。
バシッと、人の心に残ることばを発する力だ。
「伝える」と「伝わる」は違う。
伝えたつもりでいるから伝わらない。
伝わるには、その情報は自分に関係があると思ってもらわねばならない。心のドアを開けてもらわねばならない。相手の気持ちになりきらねばならない。
結局のところ、自己アピールは、相手へのサービスなのだ。
人を説得する3要素(アリストテレス)。
それは、ロゴス、パトス、エトス。
ロゴスは、「なぜ、お願いするのか}論理・理屈の部分。
パトスは、「どんな思いでお願いするのか」情熱の部分。
エトスは、信頼や人柄の部分。
アピールすること自体を楽しみながら、失敗も糧にして、創意工夫をしていけば、「自分のいいところ」が伝わるはずだ。
あくまで自分主語でなく相手主語で、自他力を 発揮すればいい。