富山ことば磨き塾~自分に有難うを言えば人生が変わる | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

ボクが無類の蕎麦好きと聞いて、女将の父で、きものブティックあおきの社長、青木昌勝さんが、蕎麦を打ってくれた。

昌勝さんは、蕎麦打ち歴10年。それは見事な腕。

ボクも、あちこちの蕎麦を食べ歩いているが、他と比べても甲乙つけ難い。おかわりまでいただいた。

 

先日のトークライブを受けて、「伝える」と「伝わる」の違いについて考えてみた。

●「伝える」~自分中心 主語ナシ 喋る 直線 ただ伝言 ピッチャー

 片方向 一方通行

 「伝わる」~相手中心 相手が理解 喋られた キャッチャー 意志無関係 面積 両方向 双方向 

 

「事実」と「真実」の見極めについても、考えてみた。

女将の里美さんは、子どもたちと「名探偵コナン」をよく見ている。

そのコナンの決め台詞が「真実はいつも一つ」だ。

いま、事実めいたものがたくさんあって、何が事実なのかわからなくなっている。その中から真実を見極めるのは至難の技だ。

事実は一断面に過ぎない。自分の目で見たこと、自分の耳で聞いたこと以外は、鵜呑みにしないことだ。

考えもしないで右往左往したり、関心を持たなかったりすることが、いちばんよくない。コナンのように、可能な限りの事実を集め、推理し、その中から、自分なりの真実を分析することが大事だ。

 

長田弘さんの最初の質問から~「きょう、あなたは有難うと口にしましたか」

●食器を洗ってくれた夫に

●運転する前に車に

●ハイビスカスに

●愛犬のリンちゃんに

●パソコンに名前をつけているが、そのパソコンに

●仏壇にお参りしながら、自分の名前に

だが、自分に有難うを言っている人はいなかった。

「恩恵的感謝」だけでなく「普遍的感謝」の「有難う」を増やしていけば、

人生はより豊かになる。

 

(昌勝さんと)