克美さんの名言 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

京都ことば磨き塾(27日)。

和太鼓奏者の高木克美さんをゲストに招いた。

ボクを始め、塾生からのインタビューに答えてもらった。

「何も予備知識なく」来た高木さん。

「私、しゃべりすぎた」というが、その口からは、名言が続出。

 

●陸上競技をしていた高木さんに、

「勝つ喜びばかりだと負ける人の気持ちがわからない」と母。

●ボクと初対面のとき、「直球の人」だと直感。

 いきなり、ガンになったことを告白した。

「オブラートに包んでも剥がれてしまう。触れてほしくないところに触れられてしまう。だったら正直に話そうと思った」

●病気が判明して人生観変わった。

「~していたらよかった『のに』。~しなければよかった『のに』。

『のに』『のに』を言っても仕方ない」

●姉のことば。

「こうあらねばと思わない。頑なにならない」

頑なだったから、病気になったのかもしれない。頑なは折れる。しなやかになろうと思った。

●夫のことば。

「副作用は闘うから起きる。髪の毛が抜けるのも自然なことと思えばいい」

●医師に対して。

「私の身体だから、自分で舵をとらせてください」

●その後、脳動脈瘤発症前に発見され、生還。

 「生きているのは奇跡。役割が終わるまで生きる」

 「人生、なんとかなる。そのためには、ちゃんと生きなきゃ」

家族のイベントを大事にしている。誕生日、記念日、クリスマス…。

家族とのコミュニケーションを大事にしている。「きょう、どうだった?」

●再び、姉のことば。

「人生、どうせカウントダウン。ならば楽しい時を刻もう」

●夫婦関係を問われて。

「夫婦に揉め事はつきもの。隙間に石ころあって当然。その石ころに2人で向き合い、そのうち取れたらいい」