五千円が育んだ「ゆめのたね」 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

インターネット配信のラジオ局「ゆめのたね放送局」に出演してきた。

大阪・名古屋についで3回目。

杉山芳子さんの番組『土曜の夜はVOICE!』にゲストで呼ばれた。

杉山さんは、いつもいつも笑顔だ。真顔が笑顔の人だ。

いささか甘えたような声を出し、人懐っこいところがある。

24歳と17歳の男子2名の母親には見えない。

 

杉山さんは、

プロとしてアナウンスの仕事をするようになり、今年でちょうど30年。

大学を出て、霞ヶ関のOLとして働いていたが、

どうしても声で表現する仕事がしたい気持ちが拭い去れず、

仕事をしながら夜と週末、アナウンス塾に通い詰めた。

そうして、ある企業のレギュラー司会者としてイベントに臨んだのが、30年前の平成2年9月23日のことだった。

その初めての司会はいきなり、メディアの取材が複数入り 絶対失敗できないとプレッシャーがかかった。正規契約もその本番の腕前をみてからと言われた。司会料も正規ではない5000円だった。

無事に盛り上げ成功し 「これからはあなたに任せます」と司会料の封筒を渡されながら言っていただいた言葉や空気感を、今でも鮮明に覚えているそうだ。その時の報酬の五千円札は今でも大切にとってあるそうだ。そこに彼女の人柄が偲ばれる。

その会社で、パーティー、イベント、式典からお笑いタレントさんとの仕事まで、幅広い声の仕事をした。社長と専務の秘書も兼務した。

結婚後はフリーとなり、アナウンス業に加え、講師業、メンタルトレーナー、クリスタルボウル奏者などと充実した日々を送っている。

 

ご本人は、舞い上がったのか、相槌をウンウンを連発し、冷や汗が出たと反省モードだが、ボクはお気楽に話せた。

絵本も2冊読ませてもらい、ことばのタネマキストとして言いたいことも言わせてもらい、ユニークなスタッフとも出会え、楽しい収録だった。

 

『 杉山芳子の土曜の夜はVOICE! 』 毎週土曜日21:30~22:00 

 http://www.yumenotane.jp 東日本第2チャンネルの▶️をクリック!日本中・世界中で聞ける。

放送は、前編が来年1月2日と9日。

後編が1月16日と23日。

 

(杉山芳子さん)

(ドレスコードピンクの菱田光孝さんと、ささきまりこさん。

ともに、ゆめのたね東日本チャンネルを支えるスタッフ)

(ゆめのたね放送局のある東京スタジオのある

アーツ千代田3331。旧練成中学校校舎を改修。

ギャラリーや多目的スペースやカフェが入っている)