川越ことば磨き塾(9日)。
2時間、いっぱいいっぱい語り合った。
小難しい話など一切ない。
ある意味、他愛もない話ばかりだ。
一見「取るに足らない」という意味にとられがちだが、
世知辛い時代に、ほっとさせてくれるものだと思う。
「他愛」とは、当て字だろうが、「他を愛する」、
自分以外に愛をと解釈出来ないだろうか…。
嬉しいことばが飛び交って、笑顔溢れる時間となった。
まずは、「嬉しいことばのお福分け」から。
9歳の娘が通う「勇気づけの国語塾」で教わったことばを紹介してくれた人がいた。ここはアドラー心理学に基づく塾だという。
そこで縄文時代のことば「カムナガラタマチハヤマセ」を教わった。
あとは、神様にお任せしますという意味。
声に出してみると、あら不思議、穏やかな気持ちになる。
長田弘さんの「最初の質問」に答えるワーク。
〇草の上、砂の上に座ったのはいつでしたか?
●草の上はサミシイが、砂の上はアタタカイ。
●草の上で弾けて飛び上がって写真を撮った!
●草の上を歩くと足の感触が気持ちいい。
〇好きな花を7つあげられますか?
全員が7つ、スラスラあげた。
●ガーベラ、みせばや、梅、桜、たんぽぽ、山桜桃梅、マーガレット
●山茶花、椿、桜、梅、蘭、パンジー、チューリップ
●桜、乙女椿、コスモス、ひまわり、ツユクサ、アジサイ、蓮
●レイジー、イヌフグリ、踊子草、秋明菊、沈丁花、花水木、ミモザ
●桜、ダリア、バラ、トルコ桔梗、コスモス、蓮、菊
それぞれ、花への思い入れもあるし、物語もある。
〇美しいとためらわず言えるものはなんですか?
●(この日着物姿の)原田里枝さん。内面が外形に出ている。
身にまとう身を包む美しさがある。
●アルパを奏でている藤枝貴子さん。
曲調に応じて変わる表情が美しい。
●我が家の窓から見える朝の富士山。
●台所から見える夕陽。
●11月の満月。ビーバームーン。
〇あなたにとって、わたしたちとは誰ですか?
●自分以外のすべて
●有難うと言える人たち
●絵本の登場人物たち
●ラジオから聞こえてくる声
共感、共鳴がいっぱい。
「他愛」いっぱい。
(着付けの先生でもある原田里枝さん。見事な着こなし)