素適な着物姿で現れた。
今井真理子さんの着付け歴は長い。
「私の人生、小説になりそう」と笑う。
ほんとうにいろいろあった人生だ。
60歳。孫が4人いるようには見えない。
1959年、兵庫県加東郡社町生まれ。
3歳からヴァイオリンを習い、音楽家を目指していたが、
音大受験前に断念。
一転、仏教系の大学に入り、僧侶を目指す。
23歳で、小田原の寺に嫁ぐ。
女の子、3人を授かる。
30歳。寺で着付け教室を始める。
箱根のホテルで、ブライダルの着付けもするなど活動範囲を広げる。
だが「いろいろ」あって離婚。
この「いろいろ」を聴きたいところだが、墓まで持っていくシークレット事項というので、さすがに突っ込めない。
その後、実家に近い神戸で、ブライダルや着付けの仕事をする。
48歳。「縁あって」再婚。「縁あって」丹波に移住。
その間、体調を壊し、なかなか回復しなかったが、
ラフターヨガに出会い元気になる。
丹波では、完全無農薬野菜の畑仕事もはじめた。
60の手習いで始めた「筆文字己書」師範にもなる。
確かに、小説になりそうな人生だが、
すべては「今」に結び付いている。
過去を後悔せず、未来におののかず、今を生きる今井さんなのだ。
今井さんが登場する「たんば女性STORY」は、
4月7日と14日、FM805で20:00~放送。
アンコールは、その週の土日10:00~。
サイマルラジオなら、日本中世界中で聴ける。
(筆文字己書の作品)