先日、特別講義に行ってきた日本競輪選手養成所から、
感想アンケートが届いた。
ボクの話をどんな風に受け止めてくれたのか、直接感想を聞く時間がなかったので、すべてに目を通した。枠からはみ出してたくさん感想を書いてくれたものもあれば、短いことばで端的に書いてくれたものもある。生徒全員91枚の感想が書かれた紙は宝物だ。
その中から、いくつかを紹介。
●ふだんの講義では、頭に物事を取り入れるのは難しいが、村上先生の話は、「透き通った水」のように脳ミソに入っていきました。
●これからは、言葉を発する前に、自分の舌で2、3秒味わってから言うつもり。でも「有難う」は大好物なので、味わないで言う。
●心が大きく変わろうとしています。すべての考えを陽転思考したい。寝る前に自分に有難うを伝えたい。
●将来、インタビューを受けるとき、即答せず、しっかり考えて言葉を選んで発言しようと思う。
●有難うは特別な言葉にしたいから、あたりまえには使いたくない。
●周囲には「有難う」をたくさん言ってきたが、自信がないから自分に「有難う」は言ってこなかった。これから自分に言うようにしたら、どんな変化があるか楽しみ。
●先生の「有難う」には、表情や抑揚で、相手を気持ちよくさせる力があると感じた。
●息をしていて、自転車に乗れて、ペダルを漕ぐ足があって…それらが当たり前でなく有難いことだとわかり、感心した。
●いろんなことに「有難う」を言っていると、自然に「有難う」と言いたくなることが増えていく。
●目で見たものこそがリアルだと思うので、変な情報に左右されないようにしたい。
●陽転思考で、たくさんの失敗を経験に変えていきたい。
ボクの想いが、彼らの心に浸透したようで嬉しかった。
彼らの中から、
ケイリンをしょって立つ選手が現れることを楽しみにしたい。