京都ことば磨き塾(25日)。
始まるやいなや、塾生の一人が手を挙げた。
「村上先生と呼べばいいんでしょうか…。どう呼んだらいいですか?」
彼女は、真剣に悩んでいたらしい。
「うーん。先生以外なら何と呼んでもいいですよ」とお答えした。
先生と呼ばれるのは、こそばゆい。
講演先でも、それだけは勘弁してほしいと言っている。
「のぶさん」「のぶちゃん」「のぶりん」…いろんな呼び方がある。
名字にさん付けより、ファーストネームで呼ばれると親近感がわく。
職場では、「ムラカミチャン」が多かった。
「ムーラン」と呼ぶ人も一人だけいた。
塾生のみなさんにも訪ねてみた。
桐ちゃん、こんちゃん(名字派)。
のりちゃん、けいこちゃん、えみちゃん、むっちゃん(ファーストネーム派)とそれぞれ。この日は、ご希望の言い方で呼び合うことにした。
だが、ボクは「ムラカミさん」に落ち着いたようだ。
「こんな言い方ないでしょ」を挙げてもらった。
●さっき聞いた、前に聞いたと言われる。
●比較して批評する
●ブランド重視 「東大にうかったの!」
●でも、どうせ、だから…否定ことば
●はやり言葉 クリポッチ(クリスマスに一人で暮らす)
タピる(タピオカを食べる)
●全然OK
●独断、決めつけ、思い込み
●聞いてほしいだけなのに、解決策を言われる
来年は、「こんな言い方」減らそうね。