ツッコミもツッコマレも好き | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

いつもツッコミのムラカミも、この夜はツッコマレてばかり。

ボケに回るのも楽しい。

村上信夫のトークライブ、

ゲストの加羽沢美濃さんのスカッと胸のすくような切れ味抜群の

トークが炸裂。ホストであることを忘れ、彼女のトークに聞き入った。

みの「1回くらいしか会ってませんよね?」

のぶ「2回食事ご馳走したの忘れたの?」

みの「20周年で忙しい時に、急にオファーしてきて!だれかにドタキャンされたんでしょ」

のぶ「・・・・・」

みの「世界一わかりやすい音楽塾・・・誰ですか?こんなタイトル決めたの?」

のぶ「あなたでしょう!」

みの「長調の黄金コードの説明します。コードってわかる?」

のぶ「あ、床にあるこれ?」

みの「短調の黄金コードは・・・」

のぶ「あ、単調」

みの「お願いだから、話の腰折るのやめて」

みの「年末によく聞く第九の変奏曲を弾きます」

のぶ「大工が変装する曲です」

みの「演奏する気なくす!」

のぶ「あー本気で怒ってる!」

まるで漫才だ。でも客席は大爆笑。

 

そして、音楽塾は、彼女の豊富な知識にもとづき、

わかりやすく面白かった。

パッヘルベルのカノンが、AKB48にも出現!

カッチーニのアベマリアが、秋桜にも出現!

ファとシを抜いた「ドレミソラ」を適当に並べただけですぐ曲が出来る!

客席、納得のため息とうなづき。

 

笑わせているだけではない。

ヘンリー・スコット・ホランドの詩『さよならのあとで』を、

加羽沢さんの伴奏とコラボしながら朗読。

亡くなった人は、すぐそばにいるという内容に、会場シンミリ。

ハンカチを手にする人も。

菊田まりこさんの『ゆきの日』は、仕事に追われるサラリーマンが、

雪の日、イブの日に子どもの気持ちを思いだすというほのぼのストーリー。観客も子どもの頃に想いを馳せた。

 

観客の皆さんの感想から・・・

「魔法にかかったような素適な時間」

「音楽聞きながら映像が浮かんだ」

「演奏もトークもダイナミック」

「美濃さんは、トークを聞いてチャーミングな人だと思ったが、

 演奏する姿には貫禄が感じられた」

「音の深さ楽しさが強く感じられた」

「黄金コードには楽しさと暗さが、ちょうどよく配分され、

 人生の香りがした」

「心の中に自分のドラマが広がり、心が開放された」

「大きな出来事を乗り越えた今年の最高のプレゼント」