ジャズか朗読か蕎麦か | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

連日の山南町通い。

昨夜は、製材所をリメイクした「みんなの家カフェ」でのライブに

参加してきた。

ジャズ好きな人、朗読好きな人、蕎麦好きな人が集ったわけだが、

それぞれの割合は、定かではない。

 

ジャズボーカルの松岡美穂さん。

去年の今頃、ボクのサプライズ誕生会で知り合った。

宝塚のことば磨き塾にも参加してくれた。

いつかセッションしたいねと言っていたら、実現した。

彼女は、司会の仕事もしているが、

中でも多いのが「葬儀の司会」とか。

「ご導師さま、入場」「合掌」「ご焼香ください」・・・などと、

ボーカルの声とは、まったく違う声で司会している。

昨日の正覚寺の村井住職とも、親しいと聞いてビックリ。

村井住職も家族連れで、顔を見せてくれた。

 

ピアニストのお名前を聞いて、

只者ではないと思っていたら、只者ではなかった。

楠正成公の直系27代目。

実の家名は、市川だが、

相続したら「美市川」と名乗る決まりになっているらしい。

NHKの番組『日本人のおなまえ!」で、

ぜひ取り上げてほしい「おなまえ様」だ。

 

初対面ながら、朗読のコラボお願いした。

軽いノリで引き受けてくれるのかと思いきや、沈思黙考。

「ご負担かけるようなら、無理しなくても・・・」と遠慮すると、

「いえ、やります」。

音合わせすることもなく、迎えた本番。

ボクが『パチパチのほし』を読み始めたら、

ジャズテイストの即興演奏が聞こえてきた。

ボクも楽しくなってきた。

互いの呼吸や間合いを図りながら、いい意味での自己主張をする。

これがセッションなんだと実感。

 

即興といえば、この日客としてきていたベーシストのオヴァショウさん。

実は、前日エントリーしたら、せっかく来るなら楽器を持ってきてと、

松岡さんにリクエストされたらしい。

なのに、登場するはずの曲で、松岡さんにスルーされてしまった。

松岡さんが、失念したのだ。

そこで、急きょ、演奏曲目が「アマポーラ」に変わった。

なのに、見事な即興演奏。

松岡さんも、小学校時代使っていた鍵盤ハーモニカを取り出し、

演奏に参加。これがジャズセッションの醍醐味なのだ。

彼女がスルーしたおかげで、このコラボが聞けた。

なにごとも結果オーライ。

 

(ボクの隣から、松岡美穂さん、美市川五左衛門善久さん、

 オヴァショウさん)

(蕎麦打ち男 イケメンの三朗くん)

(アンコールは、みんなで「上を向いて歩こう」を大合唱)