2対1のインタビュー | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

かつてNHKに『女性手帳』というインタビュー番組があった。

男性アナウンサーと女性アナウンサーが、ペアを組んで、

1人のゲストに5日間、インタビューする番組だった。

1967年から82年まで、15年間も続いた。

森本毅郎さんや山根基世さんも担当していた。

同じ人に5回2時間半にわたって聞くわけだから、

幅広い見識を得られる濃密な時間だった。

 

ボクにも、『おはよう日本』や『ラジオビタミン』で、

2人でインタビューした経験がある。

息が合わないことが2人インタビューの面白さだろう。

自分でハンドリング出来ないもどかしさはあるが、

自分では考えつかない質問が出てきたり、

方向を変えたいとき「by the way」的な質問をしてもらったり出来る。

 

昨夜の名古屋ことば磨き塾で、

新たな試みとして、2人インタビューに挑戦してもらった。

互いをよく知る人にペアを組んでもらったが、

互いに譲り合い、踏み込んだ質問、意外な展開にはならなかった。

テーマだてやペアリングを考えながら、2人インタビューをカリキュラム化してみたい。

 

この日、新たな参加者が2人。

2人とも「ラジオビタミン」を熱心なリスナー。

ずっと、ムラカミの消息を気にかけてくれていて、

このタイミングで「検索」して参加してくれた。

ラジオの縁は、深い。

(初参加の鳥居正幸さん 初めてとは思えぬ馴染み方)

(初参加の佐伯顕行さん 

 中途失明で目がご不自由なのに、岐阜から参加)

(旧知の仲の中島・石川ペアと時間談義)