茨城県筑西市で種まき | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

きょうは、茨城県筑西市で種まき。

茨城県だが、栃木に近いので、新幹線小山駅から車で向かった。

出迎えてくださったのは、筑西市文化協議会下館支部長の神山和子さん。

昭和2年生まれの89歳だが、元気元気。

和子と書いて、「まさこ」と読むそうだ。

徳川二代将軍、秀忠の娘・和子(まさこ)は、後水尾天皇に嫁して、

幕府と朝廷のパイプ役になった。

その和子姫にあやかって、その名をつけてもらったそうだ。

ボクのために、「キノコ汁」を拵えていてくださった。

この和子さんに会えただけでも、はるばる来た甲斐があった。


さらに嬉しいこと。

脳性小児マヒで、身体が不自由な車椅子の方が、最前列にいた。

彼女が、よく笑ってくれた。

渡辺良子さんといい、タイプライターで絵を描き、

自分の作品を展示するギャラリーもある方だと、後で知った。

ことばが自由に話せないので、

足で文字盤を指して会話する。

「大変面白かった」と言ってくれた。

手が使えないから、ボクと彼女の足で「握手足」した。


サイン会は、直接の感想を聞くいい機会だ。

「ラジオ聞いていた」

「有働さんとのコンビ、楽しかった」

「きょうから、ことば使い変えます」

「いい話でした」

「遠いところまで、有難うございました」

嬉しいことばのシャワーを浴びて、心地よく、会場を後にした。





(89歳 神山和子さん)



(ご当地弁当 SL弁当)





(神山会長が用意してくださったキノコ汁)



(満員御礼)





(書籍も飛ぶように売れた)



(本の販売に協力してくださった方々)




          (握手足!?)