きょうは、茨城県筑西市で種まき。
茨城県だが、栃木に近いので、新幹線小山駅から車で向かった。
出迎えてくださったのは、筑西市文化協議会下館支部長の神山和子さん。
昭和2年生まれの89歳だが、元気元気。
和子と書いて、「まさこ」と読むそうだ。
徳川二代将軍、秀忠の娘・和子(まさこ)は、後水尾天皇に嫁して、
幕府と朝廷のパイプ役になった。
その和子姫にあやかって、その名をつけてもらったそうだ。
ボクのために、「キノコ汁」を拵えていてくださった。
この和子さんに会えただけでも、はるばる来た甲斐があった。
さらに嬉しいこと。
脳性小児マヒで、身体が不自由な車椅子の方が、最前列にいた。
彼女が、よく笑ってくれた。
渡辺良子さんといい、タイプライターで絵を描き、
自分の作品を展示するギャラリーもある方だと、後で知った。
ことばが自由に話せないので、
足で文字盤を指して会話する。
「大変面白かった」と言ってくれた。
手が使えないから、ボクと彼女の足で「握手足」した。
サイン会は、直接の感想を聞くいい機会だ。
「ラジオ聞いていた」
「有働さんとのコンビ、楽しかった」
「きょうから、ことば使い変えます」
「いい話でした」
「遠いところまで、有難うございました」
嬉しいことばのシャワーを浴びて、心地よく、会場を後にした。
(本の販売に協力してくださった方々)
(握手足!?)