真鶴の魚は、なぜうまいのか・・・ | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

真鶴ネタ、もう一つ。

岡本美鈴さんが、昼食に案内してくれたのは、

真鶴漁港に面した「湊原忠」。

刺身、揚げ物、煮つけ・・・出てくる魚のおいしいこと。

ボクは、富山にいたので、

ついさっきまで海を泳いでいた魚を食べたこともある。

この真鶴の魚も、遜色なく美味しい。

富山湾のように、真鶴の海も急に深くなり、

天然の生簀のようになっているから、魚の宝庫。


さらに美味しいわけがあった。

その答えは「森」。海岸のすぐそばに森林がある。

魚を集める「魚付き保安林」として大切にされてきた。

森の影が海を暗くし、それを魚が好む。

海に落ちた枯れ葉や虫にプランクトンが繁殖し、魚のエサになる。

雨が森を通って海に注ぐため、海水温の変化が少なく、魚が住みやすい。

森がくれた住み心地のいい家と、美味しい食事。

だから、一味違うのだ。