白くなった白鷺城 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

姫路に行ったら行かずばなるまい。

国宝で、世界文化遺産にもなった姫路城。

いま平成の大修理中で、天守閣は拝観出来ない。

それでも、『軍師官兵衛』ブームにあやかって、

観光客は、絶え間がない。

姫路城は、漆喰の城壁が鮮やかで「白鷺城」とも呼ばれる。

平成の大改修で、さらに白さに磨きがかかった。

紅葉の中で、純白が目立つ。


5重6階の大天守に3つの小天守。

1601年から1609年にかけて、足掛け9年の大工事だった。

のべ2500万人が動員されたという。

400年前に、よくこれだけの規模のものが作ったものと、

改めて日本人の底力を感じた。


赤松~小寺~黒田~羽柴~木下~池田~本多~榊原~酒井と、

城主は、目まぐるしく変わった。

黒田家が、この城に関わった時代はわずかだ。

若き日の官兵衛が、秀吉とともに、天下取りを目論んだことに

想いを馳せながら、城中を散策した。


天守閣の公開は、来年3月27日の予定だ。










(石垣の一つ一つに、当時の武士の気概がこもっている)