9月13日付けの『赤旗』に、ムラカミのインタビュー記事が掲載された。
かなり大きく紙面を割いた扱いだった。
とたんに反響があった。
え、この人も『赤旗』を読んでいるの?と思った。
と、同時に、社会を憂えているんだと嬉しくもなった。
ある料理研究家は、
「一紙だけ読んでいると、情報の偏りがあるから、
赤旗を読んでバランスを取っている」と言っていた。
確かに、他の新聞が報道しない視点での記事が掲載されている。
安倍改造内閣発足の翌日、東京の日比谷公会堂で
「戦争させない 9条壊すな 総がかり行動」という
5000人を超える大規模な集会が開かれたことなど、
赤旗を読んでいないと知る由もない。
自宅には、敬愛する2人の先輩アナウンサーから手紙が届いていた。
2人とも
「歓迎する声もあれば批評する声もある中で勇気ある行動を取ったことを
嬉しく思う」という趣旨だった。
敬愛する人から、そのように言われると面映ゆいが嬉しくもあった。
NHK会長には、退陣を求める声が届いているのかいないのか、
事態は相変わらずだ。
だが、何もしなければ水面に波紋は広がらない。
何もしないのが、いちばんよくない。
何かをしないと変わらない。
「ついに、あなたの番が来たんですよ」今朝の『花子とアン』でも言っていた。