きょうは、神戸で「ことば磨き塾」。
インタビューのワークショップは、楽しい。
ひとりひとり、様々なアプローチを受けながら、
自分の衣を脱ぎ捨てハダカにされていく・・・
いままで自分がしてきたことをされているわけだが、
なかなか心地良いものだ。
そして、神戸の塾生は、いずれも熟年女性ばかり。
脱がせのテクニックは、さすが年の功!(笑)
いつも、屈託のない笑顔の加島佐知子さんは、
その笑顔に魂を抜かれてしまった。
加島さんは、いっぱい質問を用意してきた。
店開きして、商品をたくさん並べようとしたが、
途中で、商品が多すぎてしまい店開きしないまま閉店となったが、
この百万ドルの笑顔で、すべて許しちゃう。
ポンポン小気味のいい卓球のラリーのような
ラリーが続いた安田小百合さん。
ざっくばらん、構えたところが全くないから、
こちらも、構える暇すらない。
おざなりな答えは出来ない。
「売り言葉に買い言葉」というが、
嬉しいことばもそのことが当てはまる。
好奇心いっぱいで、嬉しい聞き方をしてくれると、
おのずと本音が出てしまう。
質問する人の生き方考え方が問われるものだと
安田さんは、気づいてくれた。
78歳の江見さんにじっくり真剣に想いを聞かれたムラカミは、
これまた真摯に向き合った。
ムラカミの両親像について聞かれ、
厳しく甘やかされることがなかったと答えたら、
「村上さんの凛としたやさしさは、そこから芽生えたものなんですね」と
持ち上げられた。
「受け答えする村上さんの顔が少年のように見えた」と
感想を漏らす塾生もいた。
江見さんは、1週間前まで心臓病で入院していたのに、
どうしても休みたくなくて来たと、嬉しいことばを言ってくださった。
ほかにも、風邪の微熱をおしても来たかったという人もいた。
ムラカミも風邪気味で、いささかしんどかったが、
熱心な塾生のみなさんと語らううち、元気をいただいた。
(きょうの会場は、三ノ宮駅近くの神戸勤労会館。
遠くに六甲の山並みが見えている)