泣く子もほめる「ほめ達」、ほめる達人の西村貴好さんにお会いした。
全国講演行脚の多忙な人なので、
年末年始の間隙を縫って時間をとってもらったのだ。
ボクの本も熟読し、人の気をそらさない座談上手。
自分が、かつては「ダメ出し」の達人だったことも率直に認め、
「ほめる」達人になって、性格も良くなったと
その意義を自らの体験で実証したと語っていた。
ボクの体験談も、大いにうなづきメモを取りながら、聞いてくれた。
会話の弾む嬉しい時間だった。
「ほめ達」は、
相手の存在価値を認め、とにかく、ほめてほめてほめまくる。
目の前の人や物・商品やサービス、起きる出来事などに
独自の切り口で価値を見つけ出す『価値発見の達人』のことでもある。
西村さんは、身近で立て続けにおきた知人の自殺にショックを受け、
何とか世の中を明るく、人々に笑顔を取り戻してもらいたいと考えた。「心の内戦」が起きているようだと西村さんは分析する。
そんな状態を打破したいと考えていたある日、
自分の会社の事業で「人をほめる」ことが
予想外に効果を発揮することに気づいた。
2010年からは、「ほめ達」検定(1級~3級)をスタート。
2011年、一般社団法人「日本ほめる達人協会」を設立し、理事長に就任した。
「HOMETATSU」が世界共通語になり、
2025年にノーベル平和賞を受賞するのが、西村さんの夢だ。
嬉しいことばの種まきも、ことば磨きも、ほめ達も
趣旨としては、かなり共通項が多い。
嬉しいことばを自分にかけることで、人にも嬉しいことばかけが出来る。
人を我がことのように褒めることで、自分肯定が出来る。
種まきする人があちこちで頑張ってくれたら、
心の内戦は終わり、心の平安が訪れ、内戦の跡地に笑顔の花が咲くはずだ。
年末になって、未来に繋がる出会いがあった。