菅原文太さんが、新年早々の文化放送『日曜はがんばらない』に登場。
『仁義なき戦い』『トラック野郎』・・・数々の銀幕を彩ってきた大スターだけれど、気さくなおじさんという感じがなんともステキ。
しかも、今年80歳になるとは思えない。無言でそこにいるだけで、ものすごい存在感がある。たたずまいがかっこいい。
5年前、文太さんは、悪性度の高い膀胱ガンと診断され医師から全摘出を勧められたが、「おしっこの袋をぶらさげたくない。菅原文太は、立っておしっこ出来なきゃだめだ」と。放射線による温存療法で乗り越えた。この言い方が様になる。
このままでは日本は落ちるところまで落ちてしまう。今回の選挙でも、
本当に入れたい党や人がなかなか見つからない。政治にはなんとか立ち
直ってもらいたい。
そんな思いを込めて、文太さんは、『いのちの党』
を結成した。政治ではないもっと広い土俵で、国づくりを支えられたら
いいなと思う。『党』は『グループ』の意味。政治の『党』とは一線を
画すが、政治家には志を持つようを伝えたい。
いのちの党の志には、こうある「この国が経済先進国であるだけではなく、真の民主主義の精神が国民と政治に根ざした国となるよう、現在と未来の選挙民と立法府、行政府に提言するための、志を持つ個人の緩やかな集まりである」。
昔の日本は物や金よりもいのちを大切にした。それを取り戻したい。日
本人の心の荒れ地を復興したい。仁義なき政界にカツを入れながら、仁
義ある戦いにしていかないといけないと思う。
日本人には底力があると信じている。
新年1月6日の放送の冒頭「あけましておめでとうございます」と慣例
的に挨拶すると、文太さんから意外な言葉が返ってきた。ぜひお聞きく
ださい。
宮城県生まれの文太さんは、復興が進まない被災地のことが気になる。