いまマイブームの松坂桃季くんに惹かれて映画『ツナグ』を観た。やはり桃季くんはいい。演技しない演技がいい。声高にせりふを言わず、しぐさも大げさでなく、それでいてさりげない自己主張がある。樹木希林さんを相手に物怖じしていない。
死んだ者と生きる者の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いを努める高校生が、さまざまな依頼者の姿を目の当たりにして成長していく姿を追う。
松坂桃李くんは主人公の高校生。
ツナグの師匠でもある彼の祖母を樹木希林が演じ、温かな掛け合いを見せてくれた。
人と人のつながり、家族の絆、生死を深く見つめた物語だ。映画の全国公開は、おおむね7日までみたいだから、まだ見ていない人はぜひ!
映画の中で祖母役の樹木さんがつぶやく『最上のわざ』という詩がいい。樹木さん自身が気に入っている詩を、映画にも取り入れたものらしい。
上智大学学長も務めたヘルマン・ホイヴェルス神父(1890-1977)が、ドイツに帰国後、南ドイツの友人から贈られた詩だ。先日、日野原重明さんも101歳の心境として引用していた。
この世の最上のわざは何? |
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