昨日、ビートルズ・ミュージカル「Let It Be」を見て来た。
公式Webサイトは
こちら。
東京公演は、今日、3月9日(日)が最終日のようなので、多少詳しめに書いても大丈夫かな。
ビートルズ・ミュージカルは、2年前の前作(本当は全然別モノなのだが便宜上)「レイン」(
ブログ記事)に続いて2回目。
3日前に見に行ったストーンズはバリバリの現役だが、ビートルズはメンバーの半数が故人となり、こうした形でしか、生で雰囲気を味わうことができない。とはいえ、悪く言えば「単なるコピーバンド」で、これだけの集客力があるというのは、さすが。
さて、感想。
総じては、とても良くできていたと思う。特に演奏が上手いのと、楽器に凝っていたのが印象的。
前作は、エドサリバンショーから始まったのだが、本作は何とキャバーンクラブで I Saw Her Standing There を歌うシーンで幕を開ける。
ジョージのギターがシングルカットのGRETSCHというのも凝っている。
前作ではなかった I Feel Fine は、ちゃんと冒頭ギターのフィードバック(ビヨーんって伸びる音)から始ったり、Drive My Car は裏でリズムカットするところや、ツインギターでのリフとか、こうやって弾いてたんだっ!と細かいところで嬉しくなったりした。
有名なロイヤルバラエティショーの「お金のない人は拍手、それ以外の人はジュエリーを鳴らして」というセリフを始め、特にジョンの名セリフもそこここにちりばめられていたのも楽しい。
The End は、構成上やむを得ないと思うのだが、(前作同様)すべてのリードパートをジョージ役が弾いていたけれど。。。
この手のミュージカルが2度目ということで、初物の感動が無いというのを割り引いて、ちょっと残念だったところも何点か。
まず、衣装。前作の方が、作りがしっかりしていた。本作は、何か生地がペラペラだったり、上着だけ着替えました的なところが多かった。
次に、ジョージのギターが上手すぎる点。初期のカントリー風、後期のクラプトンの影響を受けた演奏、いずれも滑らか過ぎて、ジョージっぽくない。While My Guiter…はクラプトンパートを弾くので仕方ないとしても、Let It Be は、ピアノ、歌、キーボード、6弦ベースと、音&ビジュアル両面のクオリティがとても高かっただけに、そこだけ残念(もうちょっと拙く弾いてという逆説的な)という感じだった。
あとはリンゴ。前回時ブログでは
「あと、当然のことながら、前列で歌っているメンバーの方が目立つわけだが、自分として一番注目だったのはリンゴ役。
リンゴのドラミングは、長めに持ったスティックを、肘をほとんど動かさず、手首の返しだけで叩くから、とても先端のループがキレイなのだが、それが見事にコピーされていて、感激。」
と感激したのだが、この「肘を動かさず」の部分が弱かった。
Come Together 他数曲でドラムセットに布をかぶせてミュート演奏するシーンがあるのだが、前作はいかにも野暮ったい毛布的なものをかけていたのに、本作では何だか白っぽい色のキレだったのも、イマイチだった。
とネチッこく文句も付けたけど、とても楽しめるエンターテインメントだった。
そして、もう一度、見たいと思わせるに足る公演であったことは、あらためて記しておきたい。
セットリストは
こちら、楽器情報は
こちら等に。