≪今回は営業として悩んでいる新卒社員さんの

  精神面の支えの足しにでもなってくれればと思い、

   自分の旅行業の営業マンとしての経験から

    酷く勝手な視点ですが書いています≫




今日は、既存のお客様より

2組の団体旅行(といっても小グループですが・・)を

突然にご紹介いただき

早速弊社にて突然打ち合わせされたいとの事で、


乗務終了後に、2組の方との打ち合わせを行い先ほど終了。




話は飛びますが、


今日は乗務中のお客様を待っている最中に、

下見に来ていた元上司にばったり会いました。


そこで世間話をしていたんですが、

その際に出てきた話題に絡んで気になった事があります。


その話題とは、


私が前働いていた会社に

添乗員として入社してきて1年勤めた男性社員が

今度会社の方針で営業職に着くように辞令を出され、


(本人は辞令が降りた時から嫌がっていたそうなんですが)



それから営業となって2ヶ月で、

その元上司がその部下である男性社員に昨日辞表を提出され

なんて忍耐力がないんだ・・とその上司は思ったそうなんです。


(その上司の教え方にも問題ありだといつも私も思ってましたが、

  今回はそこには触れないでおきますが・・)




そして今ふと、私がこの業界に入ってきて

初めて営業として外回りに飛び出した時の事を思い出しました。


(その辞めてしまった社員と一緒に昨年末には海南島に行っていたので

 今回のブログを書きたくなり書いています。)



今回の話に出てくる上司とは別の上司なんですが、

やはり同じように、来週飛び込みで営業に行って来い・・

との命令を受けました。



私は営業職で入社していたので当然なんですが、

入社して3か月経つか経たないかの頃です。


(電話の対応などが少しまともになってきた頃です・・)


そして、来週までに自分なりに考えて準備をしておけとの事でした。



それでまず自分が思いついたのが、


沢山歩くだろうからと思い、

革靴を足にフィットして歩きやすいものにしました。


(結局靴は外回りで営業していると、

 靴底に穴が開くのに半年はかからない事が判明し、

 大体自分で3~4ヶ月に一度の割合で靴ははきつぶす感じでした)



その他には、きちんとした名刺を確か500枚くらい注文したり

会社のパンフレットも準備してみました。



その上司の考えは

基本的に営業のスタイルは最初から自分で考えて作っていくものだから

と思っているらしく


(この部分は聞いてみた事もないので勝手な想像です)



当時、何を用意しておけというアドバイスは一切ありませんでした。


(あ、でも名刺入れは無難なものを用意しろと言われたような・・)



なので私は上記を自主的に準備し


翌週、


遂に初営業で


水戸駅前の商店や会社を

すべてを飛び込みで訪問するという営業の旅?へ出かけました。


(最終的には、私が遅いからなのか、

 結局1日40件ぐらいしか回れない為に

 駅前半径1kmぐらいの範囲を歩くのに5日間かかりました)



そこでの散々な記憶は今でも多少覚えてますが、

本当にまともな事は何もしゃべれずに

ただ入って行って会社のパンフレット渡して

何か旅行のお話はありませんか?

としか発声できなかったと思います。



そして、初日から5日後までの毎日の営業終了後は


 いつまでこれを続ければいいんだろう?


 これを一生やらなければならないのか?


 ホントに?


と自問自答していた事は鮮明に今でも覚えています。



なので辞めてしまった男性社員が

営業として働くようになった時の精神的な辛さは

私にもよくわかります。



ただ、辛くても営業を続けてきたものとして言わせてもらえれば




あれから6年、旅行業に関わり7年目になりましたが


今では今回の書き出しに書いたように



自分の足で飛び込み営業とか、まあそんな行為をする暇もなく


勝手にお客様の紹介でお仕事が発生するという

あの頃から見れば非常に幸せな状態に今はなっています。


(実は沢山紹介される仕事を選別する事が

 一番難しい事ではありますが、

 その話もいつか機会があればブログにて・・)



まあ入社して6ヶ月のときには、


私は基本的に週最低100時間以上で24H時間365日未満の仕事をする事を

自分に義務付けてます。(当然タダだらだらと行う仕事は一切しない上で)





営業に来た当時の全日空水戸支店(今は存在しない)の支店長と話していた時に

私の考えを話して、なんておバカな奴なんだと即刻顔を覚えられ、

お宅にはなんてバカな社員がいるのか?

とその後元上司が聞かれたと言ってたのを覚えてます。



その勢いで仕事して、

営業マンが自ら営業せずに仕事が入ってくるまでに6年か・・


これが長いのか短いのかはわかりませんが、

本当に前しか見てなかったのではっきり覚えてませんが、


外回りの営業を始めて3か月くらいで慣れ始めて、


1年経ったときには、

1週間の使い方がある程度決まった感じになりました。


それは、週末は自分の獲得してきた仕事である社員旅行に添乗し


週明けの翌日にはにその会社とすぐに精算・・


火曜日は新規見込みの会社回りをして・・


(大体自分は新規で毎週10件位をまわるようにしていましたが、

 当時自分の飛び込み営業は10分の一で獲得できていたので、

 確率的には毎週10件回れば1団体ゲットという試算があり

 それが成り立ってもいたんで
 
 つまり毎週一団体の旅行を持っていれば、

 年間600~1000万位は通常は粗利が挙げれるので

 会社内でもとりあえず安泰なポジションだった)



そして水曜は見込みから獲得してきた旅行の話の見積もりやコースを作成したり

今週自分で行く旅行添乗の手配を確認したりして・・


木曜日にはふらふらと情報収集しに歩いたり

(主にバス会社や航空会社、ホテルなどの営業マンから情報ゲットする)


金曜日は最終確認の電話をしたり最終準備をしたり・・



そんなお決まりのルーティーンが出来あがっていた気がします。

(ただ前の会社は、1~2ヶ月の長期出張もあったのでその期間は

派遣添乗員頼んだり、部下や上司に自分のお客様の手配を頼む事になってしまい

ルーティーンが崩れる事は多々あった)


そうなるとほとんど精神的な負担はなく、


あ、そうだ


さらに言えば


旅行は8割の既存顧客が翌年も旅行実施できて、

2割の旅行が何らかの理由で消滅し・・

(その理由の中には、始めは自分のミスから生まれるものの割合が多い)

(今では、よほど理不尽なお客さま以外と旅行手配でもめる事はないです)


2割のお客さまを自分で獲得してくるか紹介してもらうか・・


という毎年の流れができてから、さらに精神的に安定してきました。



 まあ、あくまでも私の営業スタイルの場合の話ですが・・



そうなるまでもっと多くの新卒社員さんたちが頑張れれば、

世の中にはより素晴らしいサービスが沢山生まれるはず。



きっと明日の未来は自分たちで作っているんだ!

と今では私は自信を持って仕事してます。



 新入社員の皆様、自分のペースを掴み頑張ってください。