~~今回はあまりはっきりしない感じの話しになります~~


TVはホント見ないので詳しくはわかりませんが、

バス会社の社長さん謝罪したみたいですね。


まあ基本的にあの社長さんも悪い人ではなさそうですが、

あの光景を見て



   明日は我が身だ・・


そう思ったバス会社の社長さんがこの国に何人いる事やら・・


そんな事を考えていたら




先日の連休中の部活送迎の時に

ツアーを走っている友人社長にあったので


当然今回の事故すごいですよね・・から始まり

ツアー走ってる会社さんて今後どうなるんです?


と聞いてみました。



そしたら友人社長(年は私よりはるかに上ですが)が言うには、


今回の事故を受けて、ツアーを走っている会社は今度、

漏れなく監査が来るんだよ・


その為にアルバイト乗務員の台帳とか

(アルバイト乗務員の問題も

  月単位の給料支払いにすればなんとか切り抜けられるらしい・・)

しっかり準備しておかなければならないし


さっき

やはり同じ環境でツアーを走っている社長さんとも

話したけど明日は我が身だねって皆言ってる



ってな具合でした。



ホントに今はバスが県内では飽和状態です。

営業力や営業努力をしない多くのバス会社では

安売りが一番安易で稼働率を上げる方法なので

とにかくみんな躍起になって安売り合戦を展開してます。


それによって結果的に、


安く使えるが質が低くて経験のない乗務員の採用に始まり

きついシフトで長時間のワンマン運行の常態化と繋がり

今回のような事故になる。



じゃあそれでもなんでこのまま営業続けるの?



と一般の方から見たら不思議な話ですが

どのバス会社もみんなわかっていても

これといった対策をなぜかとらないんですね。

(とれないのか?)


きっと、今回の千葉の社長さんもわかっていたとは思いますが、

まあ今まで通りでこのままずっとやって行けるだろうと

何も考えてなかったんでしょうね。



今、県内のバス会社が皆考えている事を代弁するなら、


『旅行会社とバス会社の取引間でも国が最低運賃を設定し、

 違反した旅行会社を厳しく取り締まってくれれば・・』


といったところでしょうか。


事前申請の許可制ではありますが、今のところ

一般の方に売るバス料金には最低運賃というものが存在しております。


ですが、業者間の取引には存在していないんです。


つまり、旅行業者がバス会社を叩けば

大型バス一日3万円くらいで運行させても

法律上は全く問題ないという事になります。


まあ、安売りしすぎてしまう業者がもちろん悪いんですが、

バスを仕入れる旅行会社側も叩き過ぎたら安全を削られるぐらいの事は

考えてほしいです。


今回の事故を見た他のツアーバスを主催する旅行会社も

これは、これから今まで通りではまずいと思う反面、

安売り合戦に歯止めをかけられるいい機会かも・・

と思っているかもしれません。



弊社での対策は、

世の中では当たり前の考え方になりますが、


通常のバスにより高級感を持たせたりと付加価値をつけて

1回あたりのバス代を他社よりも高くいただり

(例:県内では1台しかない弊社の高級小型バス)


経費の安い小さな車両で効率の良い短い仕事を一日に数回こなして

他社よりも結果多くの収益を得る

(例:敢えて中古で揃えた弊社のエコノミータイプバス)


という事を実践し

交代人員や運行管理者の分の経費をそこで捻出しています。



なので、先日朝っぱらからおかま掘られた時も

交代車両を即準備して運行させる事が出来て

ほとんど配車時間に遅れる事なくその日の運行を終えられました。

(大手バス会社であればこれは当然のことですが・・

 小さい会社はここがホントに難しいんです。)



最後に、


これから格安で移動できるツアーバスは無くなっちゃうの?


と最近友人から聞かれてたんですが、

(同様の事を心配している人は多いはず・・)


確証はありませんが、今回で何らかの形で行政が介入し


少しは適切な方に向くと思いますので、


きっと今までよりは1000円くらいは高くなるとは思いますが、


その値段以上に安全なツアーバスに乗れるようになると思います。




長くなりましたが

明日は、時間があればインバウンドツアーの裏側について

触れて行きたいと思います。