関越道の事故はこの業界の問題点がはっきりと浮き彫りになった形になりました。

さあ、今だ規制を見直せだの何とかってなりそうですが、

人が亡くなってからしか本気で改正しろという流れにならないのが、

そもそもの問題だと思います。


昔、同じようにスキーのツアーバスで死亡事故が起きて一時さわがれて

今回の事故までの間に、

多くの同じ様な居眠り事故がありました。

今までか死亡につながっていなかっただけで、

事故が起きた本質は何処も大差ないと思います。


今までもこの問題に関しては、

私のブログで散々今回の様な事故が起きると書いて来ましたが、

今回は、朝ニュースを見ていて気になった、

石川から関越道に入るまでのルート選択について、

業界人の視点から見て見たいと思います。


本来、北陸道から上信越道を経由し、
関越道に入るルートだった

としきりに運転手の間違いとか、
指導に問題があったと言いたい感じで

今は報道されてます。


がしかし、私が今回ドライバーだったら同じ(間違ったとされている)

ルート選択をあえて取ります。


なぜなら、簡単に言って

上信越道を経由するよりも走り易いからです。

三十五キロ遠くなるとか言ってましたが、

五百キロ越えの乗務でははっきり言って大差ないです。

それどころか、

上信越はトンネルやカーブも多く、

まともな会社のバスの乗務員なら時速80キロぐらいで走ることになります。

それに、夜間走行時のトンネルの連続は、いつもの倍以上疲れます。


だったら、

風か強い日以外であれば、

時速100キロでコンスタントに走れて、

トンネルはありますが、

短いトンネルが連続しないので、

比較的疲れない

今回のルート選択となるわけです。


この他にも細かな理由はありますが、

文字入力のし易い、自宅PCからまた書きます。

業界人から見たマスコミの少しズレたような論点とか、

ツアーバス会社の実態についても

切り込んで書いてみたいと思います。



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