え~ 自社(主に私)ホテル評価、トリプルAホテルに本日泊まりました。


と言っても最初からその評価だった訳ではなく・・


話が長くなりそうなので最初から説明することにします。




昨日、私は伊豆は最古の温泉修善寺へとお客様とやってきました。


本日のお宿の値段を聞くとお一人様24000円の税別で本日満館らしい


と言う情報に胸をはちきれんばかりに膨らませお宿に到着すると、


期待に大きく応える


本日は乗務員さん他館です。

(業界用語で満館の時に別のお宿になる事・・通常グレードが100%落ちます)


の言葉が・・・



あ~~  そういえば本日満館って言ってましたよね~


そりゃ乗務員は他館ですよね~~  と


いじけながら、洗車を終えてすぐ近くのお宿『河鹿荘』さんへ。



乗務員宿泊料は10500円と聞いますが、期待は持てないのは確実です。

(通常8400円、安いと7350円。高級ホテルは1万円程度)


ホテル名がまず日本に100以上あるんじゃないか?


なんて、非常に失礼な事を考えながら徒歩1分。



到着すると人の良さそうな宿主のおじさんがでむかえてくれました。


お疲れさまでした


と、


2時間の洗車で体も疲れ、期待を大きく裏切られ精神も疲れ切ってるであろう


私の顔を見てそういうと、


履いてきた靴もすっとしまってくださり、


余計な説明なしに、そのままお部屋へ案内してくれました。



宿の見た目は完全に民宿レベルなので、


食事もこりゃ期待できませんと勝手に思い込み、


夕食まで45分くらいは時間があるというので


昼間の残りの自作弁当を食べ、


お風呂に向かいました。



ギシギシと木製の階段を下り風呂場のある、地下へ行くと


そこにはきれいな卓球台が。


久々にやってみるかと思ったところでお相手が当然いないので

あきらめるしかありません。



壁を見ると、フムフム卓球は九時までにしてくださいと書いてある。


過去にそれ以上夜遅くまで卓球をしてたおバカがいたんでしょうねきっと。


とか何とか考えながら見渡すと、何か家とは違う感じ・・



どこが違うのかとうっすらと考えながら、浴衣を脱ぎ男風呂の引き戸をスライドさせると


3人用位のこじんまりとした岩風呂がありました。



階段降りてる最中に宿主が私に熱かったら水で埋めろ・


みたいな一言を思い出しながら、即刻手を突っ込むと


50度くらいはあり、入る事は出来ないレベルと判断。



(捕捉ですが学生時代、温泉かけ流しの宿で合計1年ほど働いてたので

温泉の泉質や温度などにうるさいです私は・・)




隣に見える緑のホースに手を伸ばし、

 この事かオヤジさん  

と思いながら水を全開にしつつ、

風呂桶で浴槽のお湯を床にまき浴室を温め、


昔ながらの作りのシャワーで頭や体を洗いました。




旅行会社的にアメニティをチェックすると、

DOVEのシャンプー(中身もきっとそのまま)と

銘柄不明のボディーソープ(ラベンダー?のきつい香り)、

普通の固形石鹸。


以上。




リンスやコンディショナーは当然ありませんが民宿レベルとしたら

最上級だとおもいます。


ラOホテルのようなところの、髪の毛バリバリになる様なシャンプーではありません。



そうこうしてる間に、風呂の水があふれてるので

再び手で温度チェックすると


 いい感じを通り越して少しぬるめに・・


しまった と思いながらも


奥の方からは温かいお湯が流れてきてるので、

入ってれば温まるだろうと、

いざ入浴。


ザバー ~^ と溢れるお湯が、


日本人であることを最も良かったと思う瞬間でもありますが、


ぬるめなので簡単に10分ぐらいつかる事が出来ました。




浴室から出るときに体を拭いていてまた、少しの違和感を感じながら


部屋に戻り、ぶん投げてあった洋服を


部屋の端にあったハンガーにかけているところではっきり家との違いに気づきました。



このお宿、隅々まできれいだ。



通常、風呂場の脱衣カゴの棚の下の角や



そんなに多くは使わないであろう卓球台の下には埃があってもいいはず・・



姑のようにくまなくチェック(実際は軽く)したが、


ほとんど見当たらない。というかない・・



昔、温泉民宿で働いていた時、

やれと言われてもかたくなにサボっていた(ごめんオーナー、今謝ります)

テレビの裏など、必ずあっていい所に

埃がないんです。



そう思うと、部屋に入ってきたときに浴衣の上に歯ブラシと一緒に置いてあった

ビニール袋に包まれた、ペラペラの透明コップが


コップはこれを使えと、投げやりに置いてあったものではなく


恐らくご夫婦で営業されていることから


衛生面や仕事の効率を考慮してあのシステム(コップにビニル袋)に

なったんでしょうね。



深い、深いこのお宿・・



そうこう考えているうちに夕食の時間なので、


部屋のカギも掛けずに


階段を下へ降り夕食へ。



夕食はグループごとで個別の部屋に用意されていて

(私の他に2組はいたと思うので・・きっとそうです)


メインがカサゴの姿揚げでした。



魚のわからない私には、伊豆なのでキンメかとも思いましたが、


女将の説明では魚はカサゴで、頭まで全部食べれますとのこと。


タイだかベトナムだかのエレファントフィッシュの味気ない姿揚げを

イメージしつつかぶりつくと、



うまく表現できないが、


そのまま生で食べても舌では感じ取りづらい白身魚のうま味と


パリパリの触感がかなりいい感じでした。


本日朝に、修善寺のメイン通りのお魚さんに

本日のお勧めはカサゴと・・OOと・・OOと、なってたので

それがここに出てきた訳か・・


とか、なんでそんなとこチェックしてるんだ?


と自分の運転中の視点を不思議がりもしながら、


他の食事を見ると後は味噌汁が確実に手作り(豆腐が非常に不揃いな切り方なので)


なことぐらいで後は盛り付けただけかな?


と言う感じではありましたが、1品でも心遣いがあれば私は満足です。



あ、ご飯も美味しかったです。 

食べなれないお米だったので、

勝手に想像するとあきたこまちか地元のお米かのどちらかでしょう。



コOビニ等の薬品漬けの見た目とは、全く相反する食感と味のお米とは

まるで別次元のしっかりと粒の立ったご飯でした。


唯一の失敗は、自分で夕食前に残りの昼飯食ったことぐらいでしょうか・・

折角のおいしいご飯を少し残す事に・・



ここまで説明してきて、本題のトリプルA評価についてですが、


本日私は下記3点を評価してトリプルAとしました。


ただ前提として、予想の宿代が2食付で平日8400円、土日10500円+入湯税程度。

温泉が源泉かけ流しである事。調べてないのであくまでも予想ですが・・


①心遣いが、オーナーの対応にも食事にも、掃除にも表れていた。

(若造の乗務員に見える私に気を使うとは思えないし、

  通常どこのお宿でもそれなりの適当な対応多し)


②お宿は古くても、通常のアメニティが整ってなくとも、立地と気遣いで完全にカバーしていた。

(楓橋?と言う赤い橋も部屋の窓から見えました)


③源泉が確実にか掛け流しだった。

(上記で説明はあえてしてませんが、間違いなく源泉かけながしです。見た目が無色透明な場合、

 見た目での判断はかなり厳しいですが、私の体が偽物と間違える事はありません。

 この業界に入ってきて数多くの有名旅館やホテルに泊まりましたが、

 初めて朝ぶろ浴びに行きたくなったほどです。伊豆最古の湯はホント侮れません。)

(どことは言えませんが、源泉かけ流しをうたってるうそつきホテルも日本には沢山あります。)

(ホントの温泉は、温度がぬるくても長時間使っていた後は、体の芯から発熱しているような

 感覚があり、決してその後に湯ざめする事がありません。)




まあ、とにかく良いお宿でした。


また近いうちに気軽に行ってみたいと思ったのは、初めてです。


ただここが、一泊15000円以上だったらおいそれとは来れませんが・・





話変わって、今日の昼は中華街で有名中華料理店のお弁当(乗務員食)だったんですが、


帰路、食べ終わって1時間後にお客様にお断りの上で湾岸幕張PAに停車し、

私のお腹が大事件を起こしてました。


現在もかなり痛い状況で、明日もイタかったら

病院へ行き食事場所にも電話するつもりです。



結局、お客様乗せたままで


初めて自分の都合で2回トイレ休憩取りました。



回送中も含めたら3回もトイレに行く事になりホントまだ痛いです。




最近は精神的にもやられている事が多いですが、


こういう時に助けになってくれる人がいつもそばにいてくれたらって


心底思いますが、


その反面自由もあると思うと


どっちがいいのかは、ホントに本人次第ですよね。