こんにちは!
麻生大臣の老後資金2,000万発言問題でにぎわっていますが、
見えている事実は、
現在の平均的な60歳以上の単身高齢者で生活費が毎月約4万不足する現状です。
(出典:総務省の家計調査年報2015より)
将来的に支給額が目減りすることも想定し、
計算を簡便にするために毎月の不足額を5万としましょう。
これに長生きリスクも加わり、
65歳から95歳まで生きた時に不足する額が
5万/月×12ヶ月×30年=1,800万≒2,000万となります。
これは発言があろうがなかろうが変わりません。
マスコミが言っているから、ニュースになっているからではなく
不足に備えてどうするのかは考えておくべきことです。
不足額が30年分の1,800万とした時に
30年で1,800万用意するには、どうするでしょうか?
まずは運用を考慮しない単純なケースで考えてみます。
この場合、35歳から65歳まで30年、毎月5万づつ積み立てる
必要があります。
これって現実的でしょうか?
世帯にもよりますが、月5万を30年間積み立てるのは結構大変です。
ではそれができない時に資産運用で補うとします。
30年間で1,800万用意するには、
月3万づづ積立てて3.2%の利率で運用すれば可能です。
これならどうでしょうか?
少し今とこれからの生活を見直したらできそうな気がしますよね。
でも30年間毎月3万の積みたては
難しいとなると何が考えられるでしょうか?
考えられるのは
1)積立期間を長くする(20代から運用を始める)
2)退職金を使う(会社員の場合)
3)相続資産で補う(親に資産がある場合)
4)不動産所得等の不労所得をつくる
5)65歳以降も働き続ける
6)生活費を下げる(家を購入し早めにローンを返済。
家賃もローンもかからない状況にして住宅費を下げる)
7)今の仕事もしくは副業で収入を増やして積立額がたまるようにする
のいくつかを組み合わせて
不足額を補うことになるでしょう。
これが現実的です。
この試算上は健康上の変化は何も考慮していませんので、
健康寿命をいかに伸ばし、
人生を充実していきられるかが大きな課題です。
皆さんはどのようにして生きていきますか?