おはようございます雲傘曇り
台風🌀が近づいていますね。
皆様充分お気をつけ下さい。
さて。
 ミュージカル「COLOR」
昨日は、マチソワでした。
マチネの記事は、こちら。比較して、合わせてお読み頂ければ幸いです❗↓


ソワレは
こちらの、組み合わせでした。


舞台写真がとれます。

終演後の写真。

感想。同じ話なんだけど…。
違う話を観ているかのように、違いました。
こういう瞬間に出会えるからこそ、私は「良いダブルキャスト」をいい意味で比較するのが、好きですラブラブラブラブラブラブ
(もちろん推しはいますが、推しの芝居を俯瞰的に観たくて、推しと一緒にダブルキャストを組んでいる人のことも結構な割合で観ることが多いです。)

僕…浦井健治。
うん。記憶をなくした成河くんが虚ろな目をしていたのに対して、浦井くんは本当に「無邪気な子ども」に戻ってしまった感じが強いです。
「ご飯」がわからなくてぼろぼろこぼして。口の回りにたくさんついていて。でも、「子ども」がふと「大人」に切り替わる瞬間があって。そのときは声のトーンが厳しく、強く変わるの。
どうしてどうしてどうして…。
母さんしか、聞ける人がいないのに❗
生き返らなければ、よかったのかなーーー❗
語気が強く、厳しく変わる瞬間。あどけない顔だった「子ども」からのギャップに苦しくなります。
浦井くんの方が「ぼくの万華鏡」を歌っているときの力み加減、歌声、丸めた紙を握りしめる力は強いんだけど、記憶をなくしたことに対して周りからの理解が得られず、どんどん心が弱っていって。強かった歌が、心の弱りと共にどんどん弱くなるの。セットにもたれ掛かってぼろぼろの涙。
ぼく…の…まん…げ…きょう…。
なんの…。かたちも…。むす…べ…。ない…。
ちいさなちいさな声で、ぼろぼろになった万華鏡の紙を放り投げて。紙がなくなったら、今度は自分の腕を、ぽん、と儚く上に。
うわー。全然、全然、全然。
成河くんと、芝居が、違う❗
成河くんは虚無感からの触れ幅が
バーンってウソ発見器みたいに上がる感じが強いけど
浦井くんは少しずつ波が押したり引いたりしつつ、強弱の変化が、バラのトゲみたいに、痛い。
耐えきれず真夜中に家出を試みて。やっぱりここはマスクがびしょびしょ。
母さんの目から水が出てるよ。かなしそう…。あどけない子どものように呟く浦井くん。
いや~すごい。
浦井くんが持つ明るいオーラ。草木染めに出会ってから、バイクにもう一度乗りはじめてからの浦井くんの「僕」は、明るくて本当に楽しそう。私たち観客も心が明るくなりましたラブラブラブラブラブラブ


母…柚希礼音。
思っていたより、とっても優しいお母さん。セリフがふんわり響く。優しさで言うと、意外にもめぐさんよりも優しいかもしれません。
歌声の緩急は残念ながらあまり感じられなくて、めぐさん母では三秒で泣けたところで全く涙がでませんでした。
でも。
四季の歌姫めぐさんとのダブルキャスト。1ミリも踊らないこの作品、圧倒的にちえちゃんに分が無いだろうに、エプロン姿で果敢に挑んでいるその姿勢にまずは敬意を表したいです。
ビジュアル的に…。ダンススキルで…。いかにも宝塚OGらしい役がやれるのって、退団後数年。そこから先のキャリアをどう紡ぐか。この作品でのちえちゃんの挑戦、ステキです。
ご飯を一緒に食べるとき。ポッキンアイスを食べるとき。ちえちゃん母は、にこやかで何だかかわいいおかあさん。
「僕」の家出を止めようと体当たりで止めるちえちゃん。長い手足で全力。確かにでっかい浦井くんを止めるには、ちえちゃんじゃないとムリかも❗そう思わせる迫力。
そこから涙と共に崩れ落ちるちえちゃん。こんなに弱く、哀しく、ぼろぼろの表情になるのですね。浦井くんとの相性、とっても良かったです。二人の持つ明るいオーラで、ストーリーはシリアスなんだけど、何だか成河くんとめぐさんバージョンよりも陽気な感じがしましたニコニコニコニコニコニコ

大切な人たち…成河。
この人の引き出しは、無限大ですね。
本当にすごい。
個人的には、浦井くん「僕」に本を書かせる出版社の編集者が、好きです。
UFOキャッチャーで取ったぬいぐるみに、酔っぱらいながら、「僕」の本がなかなか出来上がらないことの愚痴をこぼすんですけど。もう、成河劇場炸裂でしたね。酔っぱらいがわざとらしくなく、上手にできる人って、本当に芝居がうまい人かなって思います。

どちらの組み合わせも、本当に濃密な芝居で。いいものを見せてもらったなあ…という感じです❗
85分。マチソワもできる時間設定かな、と思います。これから行かれる方、どうぞお楽しみに。

少し、愚痴を。
ソワレでは携帯のアラーム❔が何度も鳴って、スタッフの方が慌ててそのお客様を外に連れ出したことが、ありました。あんなに鳴ってて、なぜすぐに電源を切らないのかしら。とっても迷惑でした。
ご高齢の女性が娘さんと来ていて、そのご高齢の女性の方は、劇中にものすごい大きな声で娘さんに話しかけるのです。
とってもシリアスなシーンのときに大きな声で話しかけていて…。耳が遠いのか、認知が入ってきているのかはわからないのですが、とにかく劇場中に響くような大きな声。
私はお二方ともとっても近い席だったので、その度に集中力が削がれてしまいました。
歳をとっても観劇できるお元気があることは素晴らしいとは思うのですが、静かにできない子どもよりも正直うるさかったです。

観劇マナー。難しいものですね。
人の振り見て我が振り直せ、と思うことにします。

オマケ。
息子の塾弁。
横浜市給食メニュー
鶏ごぼうご飯の具ラブラブラブラブラブラブ
ハムたっぷり卵焼きラブラブラブラブラブラブ

有り合わせで、急いで作りました。
彩り悪いなあ。
今日もいい日になりますように。
長文、お付き合いありがとうございました❗
では~バイバイバイバイバイバイ