先ほどのブログで

楽しみ、と言っていた

「ラビット・ホール」


ニコール・キッドマン主演の
映画が元になっているそうです。




 

 

ちらっと

あらすじをみたら。

ダメだ。

これ、私が観ると

とても、苦しくなるやつだ。


交通事故で幼い子どもを亡くした夫婦。

妻役が 小島聖さん

夫役が田代万里生くん

その事で夫婦がすれ違い

葛藤を重ねつつ

哀しみを乗り越え

新たな1歩を踏み出す。


巨大な岩のような哀しみが

やがて

ポケットの中の小石に変わるまでの

ストーリー

ですって。


ダメだ…。

何度か書いていますが

若かりしときに

双子の姉を、亡くしています。

なので

人が亡くなる話は

とっても、心に重くのしかかり

立ち直るまでに

時間が、かかります。



この
SOMLも
親友が亡くなる話。
自分の心の中の親友の姿を描きながら
生と死を深く見つめていた
そんな作品でした。
これも
何度も何度も
自分の答えを探したくなりました。

トーマス→私
アルヴィン→亡くなった姉
に、自然と脳内がすり替わってしまう。

姉は何で亡くなったのか。
それしか答えがなかったのか。
と、思いつつ
東京公演が消化しきれず
水戸まで当日券を買って
観に行ってしまいました。


そうなのだ

亡くなった人を巡る人達の思い

自然死ではない

愛する人が

不慮の亡くなり方をした

遺族たちが

どうやって哀しみを乗り越えるのか

その事を

私自身が、体験しているだけに

何度も何度も

自己投影をして、観てしまうのだ、きっと。


巨大な岩のような哀しみが

ポケットの中の小石に

私はすでに、変わったあと。


姉が亡くなって

20年過ぎたし

思い起こすことは

たまにしか、ないし


姉はかなり面白い人で

熱唱のあまり

カラオケボックスの椅子からジャンプして

骨折したり

ホークスの優勝が嬉しすぎて

ユニフォーム姿のまま呑んだくれて

行方不明?になり

博多駅のバス停で深夜に発見されたり


私もかなりぶっ飛んだところが

あると思うのですが

それのさらに上をいく人でした

双子なので顔は同じでしたけどね


そんなおちゃめで

楽しい思い出?ばかりが

よみがえるので


私の哀しみは

もう、浄化されていて

巨大な岩の哀しみは

ポケットの中の小石に

変わっているのですけど


こういう話を観ると

自分の哀しみが

巨大な岩の頃を

思い出して、しまうのよね。


哀しみに耐えきれず

途中で、帰ってしまうかも…しれません。

でも

私自身がもう

哀しみを小石にしているから

はまりにはまって

何度も、観てしまう気もします。


人の生と死に

答えなんて、ないけど。

ただの呟きでした。