先日、大きなニュースが出てきました
「ゴールデンステートキラー(カリフォルニア州連続殺人犯)」が逮捕されたというニュースです。
この事件は、1976年から1986年にかけてあわせて12人が殺害され、女性50人が暴行を受けた事件です。元警察官であるジョセフ・ディエンジェロ容疑者(72)が逮捕されたとのことです。
これほど古い事件をどうやって解決したのでしょうか。
実はアメリカで「GEDmatch」という無料オンライン家系図データベースが流行っています。
これは、自身のDNAから家系図データベースを構築するなどを主とした目的として使用されています。
現場に残された犯人のDNAをこのサイトに登録したところ、遠い親戚にあたる人物が特定されたのです。これが重要なブレークスルーとなりすぐに容疑者に辿り着いたというのです。
プライバシーの問題が再燃しているそうですが、サイト側も「使用するなら家系図目的以外でも利用されることを認識した上で登録してね。嫌なら消してね」というスタンスだそう。
これを「名古屋市西区主婦殺害事件」に当てはめると、玄関先および逃走ルートに残されたDNAは採取済みでしょうから、これを「GEDmatch」のようなサイトに登録。
犯人のB型女性の遠い遠い親戚がこのサイトを利用していてそこから該当。
といったところでしょうか。とはいっても日本にはそのようなサイトはありませんし、あったとしてもかなり弊害はあるでしょうが爆発的に流行れば同様の流れになる可能性は十分ありますよね。
さて、警察のDNAデータベースと何が違うんでしょう・・・・・これはすぐ分かりますね。
警察のデータベースは犯罪者のみの情報です。不特定多数の一般人が登録しているこのようなサイトは対象者が比べ物になりませんよね。
つまり再犯を何かしら起こさないと対象にも挙がってきません。
恐らく手に傷を負ったB型女性は警察のデータベースに無いでしょう。
それにしてもアメリカの警察は柔軟性がありますね(日本の警察を批判しているということではないです)
以上、ひとりごとでした。